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北方謙三 / 集英社文庫 (21件のレビュー)
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dsukesan
幕末のいい男達を点描。志と友情と、仁義をハードボイルドであえた感じ。プロットは史実ではなく創作で、面白い着眼点であった。 が、体調のせいか今ひとつはまれず。。 青臭さも感じる志と革命に負けることのル…サンチマンと、過剰な漢の演出。全共闘の青春を美化し吐露しているような印象を受ける。たた、ヤクザの生き方のみが美化されカタルシスを少し得られるか。。 山岡鉄舟が登場すると聞き読んでみたが、命もいらず名もいらず程の為人に迫るものでもなく。 ただ、相楽総三、新門辰五郎、次郎長について知れたのは収穫。 杖下に死す、や、一人群せず、程の爽やかさ儚さはなく、水滸伝ほどの一人一人の造形は深くなく。 けど本書の挑戦が、これらの名作につながっているのかも。続きを読む
投稿日:2023.11.10
assemblage
このレビューはネタバレを含みます
相楽総三、清水次郎長、山岡鉄舟を中心に3人にまつわる人々の生涯と激動の幕末を描く。 幕末を描く物語は旧幕府軍と新政府軍の対立という構図で描かれるのだが、ここは新政府軍内の軋轢がメイン。 西郷と岩倉が裏で糸を引く役回りで、いまの西郷どんとは対照的でなかなか面白い設定。 史実を読みたい人にとっては、登場人物は実在でもほぼ創作ストーリーなのでなんだよとなるかも。 でもこの3人が主人公の物語なんてなかなかないので、大河にしても面白いんじゃないかなぁと思ったりして。
投稿日:2018.10.08
tamasukebiron
歴史小説として買ったが、実際にはハードボイルド小説。このジャンルとしての出来は、良いものだと思うが、歴史小説として充てれないということで、3つ。
投稿日:2018.09.12
todo23
この本の中では清水の次郎長が登場人物の間をつなぐ触媒として大きな役割を果たします。調べたわけでは有りませんが、おそらく史実とは大きく異なるでしょう。北方さんの魅力はやはり男の描き方。この本の主人公であ…る相楽総三、清水の次郎長ともに、やはりけれんみの無い男として描かれます。いつもそうだと言ってしまえばその通りで、マンネリと言えない事も無いのですが。。。でもその主人公の魅力で史実に関する違和感を消してしまえるところがこの人のすごいところなんだと思います。 続きを読む
投稿日:2017.11.16
JOEL
草莽の志士 相楽総三を中心に幕末の志士たちの生き様と死に様とを見事に描いた作品だ。 北方謙三氏の物語では、男とは、生きるとは、という問いに物語全体を通して様々な人物達が、それぞれの人生で体現している…。 熱い何かが自身の中からたぎってくる、涙なしには見れない漢達の物語だ。続きを読む
投稿日:2017.03.30
hyakutora
『死んだ人間にしてやれることはねえ。なんにもねえ。もしなにかやるとしたら、生き残った者が、自分のためにやることだ』 渡世人の死生観だが、不思議にすとん、と胸のうちに落ちる。供養ってのは、浮かばれ無い自分の想いを弔う為にしているのかもしれない。 赤報隊と相楽総三、名前位は知っていたけど、詳しい事は全然知らなかった。 そしてこの本を読んで、もっと知りたくなった。 『死に方を考えるって事は、生き方を考えるって事だ』 俺も死に方ってやつを考えてみよう。
投稿日:2014.05.07
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