【感想】都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代

速水健朗 / 角川oneテーマ21
(55件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
9
13
19
5
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • Chip

    Chip

    「ショッピングモールは、理想的なダウンタウンとして登場し、都市再生の一つの糸口になっている」という、消費社会を前提にした都市論。

    投稿日:2023.02.12

  • hosinotuki

    hosinotuki

    ショッピングモールについて,歴史やその功罪,利点やこれからの展望など世界的な範囲でざっくりわかりやすく書いてあり,頭の中が整理されたような感じです.

    投稿日:2019.06.14

  • maple

    maple

    タイトルとはちと違う中身。要はショッピングモールの在り方や変遷が述べられている。
    状況はわかったが、結論が曖昧な感じ。まぁ、ショッピングモールもお国柄があるのね、ってことだけはわかった。

    投稿日:2019.06.12

  • キミドリ

    キミドリ

     増えるコインパーキング、病院などの公共の空間に続々と進出するスターバックス、サービスエリアの民営化、そして、東京や大阪駅の「ステーションシティ」化。

     これら、「公共性を帯びた都市の機能やインフラが地価という制約の下、競争原理が導入され、より収益性を高めるためショッピングモール化」していることを「ショッピングモーライゼーション」と名づけ、その源流を探る構成になっています。

     ウォルト・ディズニーはもちろん、世界で最も有名なアニメスタジオの創設者として知られているが、彼の晩年の夢は「古きよきアメリカを体現した平和な都市」を作ることだった。それは「ディズニーランド」として部分的に結実したが全てではなかった。
     「古きよきアメリカ」を標榜していたウォルトは非常に保守的な考えの持ち主であった。
     彼が憂慮したのは都市部の荒廃、であった。

     実際に、それは起きていた。
     移民が流入することで、中流階級が郊外に逃げ出し、都市部は荒廃していった。

     そのかつて中流階級が我が世の春を謳歌していた都市部の「ダウンタウン」を郊外に再生させるべく、ショッピングモールは始まった。 

     その後、アメリカ、日本をはじめさまざまなショッピングモールの考察がなされています。が、著者が最後で「いろいろ取り上げてきたが、それがもたらす社会の変化や、人々の変化についてはまだ全貌が見えていない」と言ってしまっているように、事例検討だけで終わってしまっている感が否めない。
     着眼点が面白いだけに、惜しい。
    続きを読む

    投稿日:2018.12.22

  • ひるふ

    ひるふ

    内容はよくあるような消費と都市形態の変遷を辿ったものだけど、それなりに色んな視点が示されてるから入門書としてはアリかな。いきなりハワードやジェイコブズを読むのはハードルが高いかと思ってたから都市論を概観できたのは良かった。所々で映画と絡めた解説をしてるのは面白い。続きを読む

    投稿日:2018.10.15

  • ktazuke

    ktazuke

    「ショッピングモール」についての考察。おおよそ既知の内容でしたが、様々な角度から書かれていて、網羅的な入門書としては良いのではないでしょうか。できればもう一歩掘り下げて欲しかったです。

    投稿日:2018.10.13

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。