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加納朋子 / 講談社文庫 (96件のレビュー)
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ネモフィラ
このレビューはネタバレを含みます
これはゆっくり読んではいけないやつだった。もう頭がこんがらがった。 「ゲーム」と分かった時はその意図が分からず、読者を騙したかっただけならそりゃないわ…と思ったけど、後になって理由が判明。 事件後が長く感じたけど、ラストは良かった。 でも共感できる主人公ではなかったな。
投稿日:2024.04.06
meg0130
発売時、読んでいたのにすっきり新たな気持ちで読めました。(オチも忘れていたよ…) こういう話、好きです。
投稿日:2024.04.04
planets13
ミスリードを誘っているようで、でもそこは本命ではない?相当にエグい話になりそうな序盤だったけれど、そうでもなくてよかった。
投稿日:2023.12.24
馬南神空
耽美的な人形奇譚、芸術家の狂気の物語を期待した向きは、第三部が始まった時点で梯子を外されることになる。「孤高の芸術家」も人間嫌いの少年も市井の幸せみたいなものを求めていた、と明かされるわけで。ほとんどの登場人物が何らかの形で肯定される中で、具眼の士を気取って、凡俗を嫌ったパトロンだけがとことん否定されて終るのも象徴的。
投稿日:2022.10.16
かりんとう
二度読み。 登場人物全員が人形に様々な形で翻弄される。 人形を作った本人でさえも。 男性たちがもっと、周りに目を向けられていたらと何度も思うような展開で、はがゆい。 了も創也も人形のことが第一で周りが見えていないがために大事なものを見失い、壊れてゆく。 人形の魅力にとりつかれた男たち。 愛情、嫉妬、憎しみ…紙一重。 人形を中心に様々な感情が入り乱れる。 好きな表現などもろもろ。 p41-3 人間と人形の差などないと思う了の考え p68-10 了の人形に対する思い p140-13 聖に対しての彼の望み p163 聖に対しての渇望 p194-12 まゆらが思う子供の本質 p215 p244-12 p250-16 p251 p259-8(p195) 愛しかたの齟齬、乖離 p256~p257 女性側から見た男性の姿 何故感じとれないか…。 p260~p261 人形について p265 見る角度によって景色は変わる p291の後ろ3~p292 了が初めて知る人付き合いのルールについて p309 まゆらという人間 創也にはずっとわからないであろうこと p322-3 人形を見るときの人間の勝手な願望、心のうち p345 聖の思いと了という人間について p346-11 歪な関係の例え p346-12~p347-1 聖の感情が強く出ているところ p350 子供から大人へ p360 成長
投稿日:2022.06.30
ニセ人事課長
今頃お気に入りになったこの作者、4冊目。 初めての長編だが、作者としても初めての長編だった由。 天才的な人形作家、人形に惹かれる青年、人形とそっくりの女優、そのパトロン。 青年と女優が交互に語るパー…トで進められ、第2章からはパトロンのパートも加わって進む話は、読み終えてしまえば結構凝った作りだったことも知れるが、そのトリックよりも寧ろ雰囲気の良さやヒロインのある種のかわいらしさのほうに惹かれた。 これまで読んだ話とは多少テイストが異なっていたが、ほのぼのしたエピローグも含め、重苦しい話の割にはあまり暗くならなかったところは、この作者ならではか。続きを読む
投稿日:2021.02.23
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