【感想】ゼクレアトル~神マンガ戦記~(3)

阿久井真, 戸塚たくす / 裏少年サンデー
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • どっこいしょ

    どっこいしょ

     主人公と対をなす存在ライバルが登場する3巻。事態は急加速的に進む。

     影の存在。この巻で遂に主人公カンタのライバル御大師封真が登場。マンガにおいてある面では主人公より重要な立ち位置にいるライバルの存在。主人公とはまた違った側面から世界に問いを投げかけるためにいるのがライバルですが封真に関してはまだ3巻時点では確実な敵かどうかはわからず。しかし、衝撃的なラストを見ればただの味方ではないことは明白ですから次巻が楽しみですね。

     ゼクの目的。今回は謎のまま進行しているゼクの目的が垣間見えました。ウェンデルの漫画学校を介さないで育てた宇宙に歓喜を覚えるゼク。ゼクは国というシステムに不信の念を見せるウェンデルに対して不敵な笑みを見せていましたが、カン太と同じく仙界の打破がゼクの目的なのか?前巻で打ち切りにあった宇宙に対して強い怒りを覚えてたシーンを見る限りそういった仙界による宇宙の取捨選択に異議を申し立てるとかそういった目的なんじゃないかなと今回ぼんやり思いました。商業誌批判からWEBや同人誌のような開けた世界でのユートピアを目指すみたいな極端な方に行ってくれれば楽そうだけど、そう一読者の簡単な妄想に行かないのがこのマンガですから明確なメッセージがでるまで待機ですな。

     上から全部見通してるゼクに怒りを覚えるカン太のように最初から読者の思考を手のひらで転がすように展開しているこの作品に対してボクも少なからず気持ち悪さを感じていました。しかし、面白いのには間違いないからこれから先のゼクの行動に期待しています。ゼクの人間?としての心の葛藤を見たい。
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    投稿日:2013.06.24

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