【感想】「超」説得法 一撃で仕留めよ

野口悠紀雄 / 講談社
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ハナハル

    ハナハル

    「超整理法」の時から信頼していますが、
    教養がおありになり過ぎて、
    聖書やシェイクスピアの箇所はついていけない。
    でも、今回も示唆に富んだ内容で、
    とても勉強になりました。

    投稿日:2024.01.03

  • tam06

    tam06

    ちょっと比喩や引用が文学的すぎてよくわからない。
    聖書やシェイクスピアを普遍的な真理が学べるものとしているが、
    「超整理法」のように、もうすこしテクニカルな内容でもよいのではないかとカンジタ。

    ・たくさん論点を上げてはならない。
     自分の主張を支持するポイントをいくつもあげると、その中で最も弱い論点がピックアップされて批判される。
    ・注意を向けてもらうためにもっとも有効なのは「相手の名前」を呼ぶことである。
    ・「首が飛ぶかもしれないときに、髭の心配をしてどうする!」-七人の侍(黒沢明)-
    ・過ちは、必ず安心できる高さになってから起こるもの(徒然草)
    続きを読む

    投稿日:2018.12.09

  • ucym100

    ucym100

    「いい人ほど早く亡くなる。なぜならば、神様が傍らに置きたいと思っているから」ギリシャの作家 メナンドロス

    投稿日:2013.08.25

  • 杉浦 亮

    杉浦 亮

    野口教授の「超」シリーズはもう何作目になるでしょうか。
    「『超』整理法」から始まり、かなり読ませていただきました。
    章ごとにまとめがある書き方は、振り返りがしやすく、読みやすい構成になっているのは定番となりました。

    今回のテーマ、説得は、従来長時間かけてじっくりと行うもの、という印象だったものを、根本から覆し、効果的な説得を目指します。
    なかなか経験を経ないと「一撃で仕留める」なんてことは難しいものですが、具体的なヒントも多く、実践しやすい内容も多いため、参考になります。

    説得する範囲を1対1の場だけでなく、スピーチや文章についても言及していますので、即活用できる内容になっていると思います。

    「超」説得法:瞬間的に相手の心を掴む方法、「一撃で仕留める方法」

    魔女の「超」説得法4つのルール
    ①注意を引く。無視されないようにする。名を呼ぶのが有効。
    ②関心を持たせる。興味を抱かせる。聞く価値がある話だと納得させる。「相手が聞きたいと願っているメッセージ」を投げかけるのが有効。相手が何を望んでいるかを知るには、調査が必要。
    ③信頼を獲得する。事前の周到な調査による予言は一つの方法。
    ④最初は現実的な目標を、具体的、簡明に示す。そして、徐々に最終目的に誘導する。

    ジョークに対する聴衆の態度が日米で違う
    アメリカ:最初にジョークを聞くことを期待。だから面白くなくても笑う。
    日本:何かを学ぶために講演を聞きに来ているため、ジョークに反応しない。笑わない。しらける

    講演やスピーチの出だし
    ①皆さんこんにちは。○○です(姓名を名乗る)
    ②話す機会をいただき、光栄です。
    ③主催者に礼。幹事へのねぎらい
    ④「この町には特別の関心がある」云々
    ⑤この話がどのような効用を持つか
    ⑥全体の見取り図。「話したいことは3つある」

    カジュアルなスピーチでの出だし
    ①「よいニュースと悪いニュースがあります」と始める方法。「万能の出だし法」
    ②「この会場に来る途中で珍しいもの(あるいは、興味深いもの、印象的なもの)を見ました」と言って、話の本題につなげる方法

    文章は「読む価値があるものあ」ということを、何らかの方法で最初に示す必要がある。そのためには、できるだけ早い段階で、全体の見取り図を示すのが良い

    「超」説得法
    第一の弾丸:名前
    ・人間は命名によって対象を認識する。書名などタイトルで内容を缶けるに的確に伝える必要
    第二の弾丸:比喩
    ・短い言葉でメッセージを伝えることができるので、一撃必殺の有用な武器

    説得が成功する4つの条件
    ①事態が変化する臨界状態の一歩手前まで来ている場合
    ②撃力(一挙に加える力、きわめて短時間のうちに加える力)が用いられる場合
    ③説得が自己実現する場合
    ④説得者が信頼を獲得している場合

    撃力の理論
    伝達されるメッセージの内容=事態を変える力×伝達時間

    すぐに使える5つのアドバイス
    ①「あなたは能力があるのに、周りの人がそれを分かっていない」。これは、誰もが聞きたいと願っている究極の殺し文句だ。相手の関心を獲得するために、この一撃(あるいはその変形)が有効。
    ②適切な命名やうまい比喩がないかと、つねに探し求めよう。説得するにも攻撃するにも、名前や比喩は強力な弾丸になる。
    ③相手の決心を変えさせるには、評価尺度の正しさを争うのでなく、評価の基準を変えさせるほうが有効。
    ④スピーチでは、話し始めに凝るより、最後の締めくくりを印象的に。ケネディの「私はベルリン市民だ」を真似て、「私はあなた方と同じ側にいる」と伝えるのがよい。
    ⑤「負の一撃」は致命的。とりわけ、最後の段階での負の一撃は、取り戻せない。「あやまちすな。心して降りよ」

    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・説得というと長時間じっくりというイメージだが、そうではない説得もある。そういう技術が可能なら常に学んでいきたい
    ・理論的なところだけでなく、具体例も多く、取り組みやすい。魔女の説得法やスピーチの出だしはすぐにでも活用できそうだ。

    <目次>
    第1章 一撃で仕留めよ
    第2章 魔女に学ぶ一撃説得の極意
    第3章 聖書をビジネス書として読む
    第4章 最初の一撃で掌握するには
    第5章 一撃のメカニズム
    第6章 とどめの一撃
    第7章 うまく命名できれば千人力
    第8章 比喩を使う説得はなぜ強力なのか
    第9章 撃力の理論――なぜ一撃か?
    第10章 信頼獲得の正攻法とテクニック
    第11章 悪魔の方法を盗めないか?
    続きを読む

    投稿日:2013.07.13

  • haru2012

    haru2012

    殺し文句「あなたは能力があるのに周りはわかっていない」。命名や比喩を探せ。評価基準を変えさせよ。スピーチでは印象的な締めくくりを。最終段階での「負の一撃」は致命的。

    例証が楽しい。聖書やシェイクスピアや小説や歴史人物。ユーチューブで見られるというのも、今の時代ならでは。続きを読む

    投稿日:2013.07.03

  • motty

    motty

    構造は腹落ち感あり。ノウハウとしてはエピソードが高尚で使いにくい。読み物としては面白い。超がつく本は整理法と英語法以外はノウハウとしては使えない印象。

    投稿日:2013.05.04

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