【感想】たおやかな真情 【イラスト付き】

崎谷はるひ, 蓮川愛 / 幻冬舎ルチル文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
6
4
3
0
0

ブクログレビュー

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  • まきりんこ

    まきりんこ

    シリーズ7作目。
    慈英が無くした記憶を取り戻し穏やかな日常になると思っていたけれど2人の間に微妙な空気が流れるようになってしまう。
    そんな2人の元にかつて騒動を起こした三島がとある人物、壱都を連れて訪れ…。

    2人の関係が新たな道へと進み始めます。
    ただ臣の為(それは自分の為でもある)に様々な心の悩みもどかしさに苦悩する慈英。
    記憶を失っていた自分と今の自分の狭間でもがき苦しんで。

    三島と壱都が現れ、そして壱都の言葉に慈英がようやく出した思いや決意、覚悟に臣への気持ちの深さに涙しました。
    臣の覚悟も決められて事にも。

    しかしラストが落ち着くかと思わせながら、まだまだ波乱を思わせる終わりた方でどうなっていくのかがドキドキです。

    しかし次作はスピンオフ。
    刊行順での再読なので8作目「あなたは怠惰で優雅」へ行きます!
    続きを読む

    投稿日:2024.04.10

  • しろくま

    しろくま

    臣さんの母親に触れる過去の話。
    重い…なぁと思いつつ、でも臣さんを形成しているものの一つがほどかれたようなそんなお話でした。
    ふたりの愛はさらに深まった、

    投稿日:2015.09.01

  • ほじ

    ほじ

    BL成分は少なかったなぁ。
    愛されて強くなったように見えた臣は根っこのところでまだ自信がないし、慈英が人間っぽい感情(失礼!w)をもてあましてグルグルジダジダしてるしで、もどかし切ない。
    やさしく透明な第三者がはさまることで二人のぎこちない思いは落ちつくところに落ち着くのだけれど…二人の試練は​まだまだ続く模様。は・・・早く続きを!!続きを読む

    投稿日:2013.09.03

  • marbly

    marbly

    このレビューはネタバレを含みます

    慈英×臣シリーズ第5弾(番外編除く)。

    慈英の記憶が戻ってから10日後の設定。
    …なんだけれども……『ひめやかな…』で出てきた三島が再登場するけれども、『ひめやかな…』では慈英に執着した悪役で、それでいて大学時代も慈英の絵を盗作していたり、そんな三島をまぜまた「いい人」として出す必要があったのか、設定として疑問。

    まぁ、三島を出すのはいいとしても、作の中に三島視点を多用しすぎな気がした。
    もちろん中には慈英視点もあれば臣視点もあったけれども、いまいち気持ちの中に入りきれていない。
    三人称でかかれていることを思えばそれが正解なのかもしれないけれど、三島視点の部分は思いっきり三島の心情が書き込んであるので、読んでいて「あれ?この本の主人公って、誰だっけ??」ってくらいだった。

    あと、記憶喪失中、あれだけ慈英は臣を拒絶していて、その後の関係を「ぎくしゃく」だけでまとめられていることに違和感。
    今作は、変わり行く(成長)二人の関係なのだろうけれども、それまでの慈英の性格を考えれば、すくなくとも、ギクシャクになるよりはかなり臣にベッタリになるような気がするけれど…
    むしろ、今作を読んでいる限りでは、慈英のそういった心の葛藤は伺えず、むしろまるで慈英の方が被害者(事件のことではなく、慈英×臣の関係で)のような感じを受けた。

    三島視点をあんなに多用するくらいならば、慈英の心情をもっと見たかった。

    あと、アインは「もしも慈英がつぶれたとき、それを臣に負わせるのか」という言い方で慈英に契約&ニューヨーク行きをアプローチしていたと思う。
    そして、慈英がそのことを壱都に相談し、壱都の答えは「慈英はつぶれないでしょう?」だったのに、慈英がその後アインとの契約及びニューヨーク行きを決めたことに違和感。
    壱都のあの答えならば「今のままでいい」って意味ではないのか?

    作品としてはどうかは分からないけれど、私には、今作からは本来の主人公の二人の姿が見えてこなかった(影が薄かった)。

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    投稿日:2012.10.15

  • rabbit30sign

    rabbit30sign

    初めユラユラしてたのは慈英だったのに、最後にぐらつくのは臣なんですね。慈英に対する根本的なスタンスが変わらなくて強欲になりきれない臣。結局慈英が道を指し示した訳だけど、そろそろ二人に関して臣から積極的になって欲しいものです。
    壱都の存在が大きかったね。迷って足元しか見てない時に、ふっと光を差し込んでくれるような存在でした。三島の変貌ぶりも・・・久しぶりなこともあって、別人にしか思えませんでした。
    慈英の絵画について、臣の感想がいいね。壱都にはうるさいくらいの言葉も、臣には心地良く感じると。
    最後に出てきた母親の存在。この二人がどう成長して落ち着くのか、続きが楽しみです。
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    投稿日:2012.10.04

  • sugasakura

    sugasakura

    このレビューはネタバレを含みます

    なにやら、前巻で一事件あったら、また二人の関係が微妙に変化。でも、こうやってひととひとというのは付き合ってゆくんだよね…。ひたすら慈英が好きなんで(ああいう、ちょっとオカシイんじゃ、っていうタイプのキャラがすごい好きなんで)、この作品は、こう、BLジャンルに記録されるくらいの長編になってほしいです。次巻も楽しみだ……!

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    投稿日:2012.05.27

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