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関谷義樹 / 講談社 (4件のレビュー)
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sayasonia
好きな所を開いて、好きなところから読める。積読歴一ヶ月。 宗教画に詳しくなくても、わかりやすい説明で読みやすく、今後美術館に行くのが楽しみになりそう。きっかけとして入りやすい本。
投稿日:2013.05.14
Intermezzo
先日、ラファエッロ展で「大公の聖母」を観て、素晴らしいものだったが、これも当然「宗教画」。 今は、日本でもこうしたヨーロッパの絵画にたくさん接することができるが、クリスチャンでない限り「宗教画」という…ことを強く意識して観るということは無いように思う。西洋絵画を読み解くにはキリスト教の理解や知識が必須なのだが、これがなかなかつかみにくい。私の友人でも「西洋絵画は分からないので好きになれない。日本画の方が好き」と言う人がいる。 この本はカトリックの神父によって書かれただけあって、西洋絵画をまず「宗教画」と捉え、絵画を通して分かりやすく教義を伝えてくれている(なので、絵画自体の解説本と思うと肩すかしにあう)。キリスト教のお勉強にはぴったり。 現代社会や人へのお説教?の箇所も多いが、これがまたユーモアを交えた心温まるもの。 題名どおり、「幸せになれる」ための心の持ち方を教えてもらった。続きを読む
投稿日:2013.05.02
cjcskj
キリスト教絵画を含む西洋美術の「専門家」による解説本は数あれど、一介の神父によるこれほどユニークな美術書は前代未聞である。なんせ掲載されたほとんどの宗教に吹き出しが付いているのだ。そう。まるで誰もが…一度は経験したであろう教科書の落書きのノリ。 『受胎告知』のマリアには「あら、やだ、嘘でしょ?」、『最後の晩餐』のペトロには「ゆ、許せねえ!」、『バベルの塔』には「身のほど知らずめ!」といった具合。写実的な画風と漫画のような台詞とのギャップがいい。 イエスとアンパンマン、マリアとAKBをめぐる比喩なども、一信徒の身では畏れ多くてできそうにないが、不思議と聖書の登場人物に親しみを覚えてくる。さらに、告解の内容を話したら聖職停止だとか、ミサで使う赤ワインは好きじゃないとか、業界裏話的なぶっちゃけトークも秀逸。 出版後、さすがに身内の「関係者」からはお叱りを受けたらしい。いや、叱られたっていい。見慣れた絵画を新たに解釈することで、隠されたキリスト教の魅力を存分に引き出したことには違いないのだから。(松ちゃん)続きを読む
投稿日:2013.04.30
shumeis
カトリックの司祭による宗教画の紹介。キリストの生涯の各場面の絵を人生の困難に遭った時に見れば癒される、という内容。カトリックの教義についてわかりやすく説明しているが、信者以外を対象としているらしく押し…つけることはない。 紹介される絵のほとんどがモノクロでサイズも小さく、せっかくの説明がよく判らないのが残念。続きを読む
投稿日:2013.04.03
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