【感想】二人目の私が夜歩く

辻堂ゆめ / 中央公論新社
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
17
8
1
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ブクログレビュー

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  • のりこ

    のりこ

    「昼のはなし」で見た光景が、「夜のはなし」では、まるで違う形に見えてしまう。
    おはなしボランティアとして、寝たきりの咲子さんを尋ねた高校生の茜。二人は、交通事故に人生を狂わされた者同士として共感し、親しくなる。人工呼吸器をつけながらも、おっとりと話す咲子さんと面会することで、自分のつらさと向き合うことが出来た茜は、咲子さんのところに足繫く通う様になる。二転三転する話に翻弄されながら読了。

    ちょっと不思議な話と、最後の驚きの種明かし、そして切なさ。辻堂さんらしさがたくさん詰まっていた。
    続きを読む

    投稿日:2024.06.04

  • kikko999

    kikko999

    重度後遺障害×多重人格の組み合わせが意味深いミステリー。さりげない伏線の数々を回収しながらの終盤の謎解きがとにかく緻密で、夜の「私」の名探偵ぶりに尽きる。漫然と読み進めていては真実に辿り着けない。ベタな三角関係もののような流れに惑わされた。続きを読む

    投稿日:2024.06.02

  • yh1965

    yh1965

    重い内容の中、一筋縄のストーリーでは無かった。信号を右折、左折する時は、いつも大切だと気にしている。改めて、気にしていく。

    投稿日:2024.06.02

  • すー

    すー

    子供の頃に交通事故で両親を亡くした高三の茜、その近い年齢に交通事故に遭って寝たきりになった咲子。たまたま出会い、交流を深める。
    一話目はなんとなく釈然としない雰囲気でしたが2話目で夜の茜が登場、いろいろな事実が判明していくので、先が気になり駆け足で一気に読みました。
    読み終わって、うーん、スッキリはしないかなー
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    投稿日:2024.06.02

  • ruka

    ruka

    昼の私と夜の私。二人で一人のような感じ。夢遊病。ミステリーのようなホラーのような…なんとなく気持ちが悪い話。

    投稿日:2024.05.27

  • 湖永

    湖永

    交通事故に遭い重い障害を負った咲子とボランティアに付き添って訪れた高校生の茜。

    咲子と茜の静かでほのぼのとした交流か…と思われたが、夜に茜の意識がない間に動いているのは咲子なのか⁇と。
    第一部の昼のはなしに奇妙な入れ替わり現象が…と思っていると第二部の夜のはなしではすべてが覆されるような、まったく想像しなかった真実に辿り着く。

    いろいろな場面で人の深い部分まで抉ろうとする怖さを感じてしまった。

    続きを読む

    投稿日:2024.05.27

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