【感想】水脈

伊岡瞬 / 徳間書店
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • あずき

    あずき

    内容としては、うーん。いまいちかな。
    伊岡さんの本は読みやすいけれど、正直、内容には入り込めなかった。

    投稿日:2024.05.19

  • ひーちゃん

    ひーちゃん

    このレビューはネタバレを含みます

    最後まで犯人わからず わかった時もふーん…という感じ
    警察がそこまで潜入させるかなぁ???
    いくらなんでもちょっと…
    朝乃さんの弟も犯人たちに直接会いに行くってありえない


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    投稿日:2024.04.21

  • consa

    consa

    同時進行してるかに見えた2つの舞台が実は時間差で、というギミックは良かった。なかなか真相がわからず、最後に犯人の独演会パターンなのは残念だった。動機も無理があった

    投稿日:2024.04.13

  • autumn522aki

    autumn522aki

    都会に存在する暗渠から流れついた死体… 外れもの刑事たちが組織の軋轢と難事件に挑む警察小説 #水脈

    ■あらすじ
    東京は杉並区の神田川で男性の水死体が見つかった。どうやら地下水脈である暗渠から流れついた遺体だった。
    管轄の警察署で捜査が始まるも、真壁と宮下刑事は社会行動学を研究している女学生の捜査取材に付き合わされることに。警察官僚の姪である彼女のため、彼らは渋々ながら捜査協力をしていく。さらに第二の事件が発生してしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    都会にひっそりと存在する暗渠、水位管理のために作られた水のネットワーク。街中を散歩していると、コンクリで蓋がされている空間だったり、水もないのに古い橋があったりして、街づくりを想像できて興味深いものです。本作はそんな暗渠がテーマになっている、人込みで密かに行われている犯罪を切り取った警察小説です。

    渋い警察小説ですね。警察内部に身を置く刑事たちのリアルさったらない。端から見ると仲良くやれよと思うのですが、それぞれな立場があるようで距離感の取り方が絶妙。現実の警察でも大なり小なりありそうで、ちょっと嫌だ。

    そんなやりにくい状況ながらも、主人公二人の刑事がやってくれます。
    ・真壁
    まさにベテラン刑事で、人を見るプロ、人から情報を引き出すプロ。この人には隠し事や嘘は通じない。でも独断でチームプレイを乱すことからはみ出し者、刑事ドラマに必ずいそう。
    ・宮下
    正義感を心に秘めた、ちゃんとした公務員。頼りなさそうな感じもするけど、実は勇気と行動力がある切れ者で、こんな人が日本の治安を守ってくれると思うと安心ですね。

    この二人が大胆不敵ながらも芯を突いた推理、考察に感心するんですよね~ 事件捜査っていうより、特に警察内部の情報収集や駆け引き、立ち回りには唸らされてしまいました。なんか一般企業で仕事を進めるための動きとも似ていて、どこの人間もやることは同じだなぁ。結果を出す人はコミュニケーション力が長けてますよね。

    中盤以降は徐々に事件の背景や関係者が見えてくる。捜査とは別に挟まれていた、老婆と恵まれない母娘のショートストーリー展開がなんとも… 悲しくも読み手を熱くさせるシーンが強烈で、こんな社会に誰がしたんだと叫ばずにはいられない。

    そして今回の事件のバックストーリーがまさに暗渠のよう。人から見えないように隠し、陰では水が流れるようにしておく。しかし何かのきっかけで水詰まりのトラブルが起きた時、どうなってしまうのか。そりゃ必要性も分かるんだけど、プライドと保身が招いた結果がコレかよって感じで許せない。

    社会派映画をまるまる一本見たような、厚みのある骨太作品でした。面白かった!

    ■ぜっさん推しポイント
    上級国民という格差社会を揶揄した言葉があります。こんな言葉が生まれること自体がやるせない。完全な平等なんて存在しないのは分かりますが、昨今あまりに社会的立場や経済格差の激しさを痛感しますね。

    こういった小説を読むと、ひとりひとりの人間性の問題よりも、社会の問題なんだと学ぶことができます。隠れたところでひっそりと流れるしかない人たちを救うには、まずは居場所をつくってあげることだと思うのですが、やっぱり自分が可愛いのも理解できるし…なんとも途方に暮れてしまう気持ちが押し寄せてきました。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.13

  • sugahata

    sugahata

    神田川護岸の排水口から地下水路を通って流れてきた遺体が発見され、真壁、宮下コンビが犯人を追う。特殊詐欺や闇バイト、犯罪組織の闇は深い。都市の地下には張り巡らされた水路があり、世の中には、人の不公平感や鬱屈した不満が湧き出て大きな流れとなった地下水脈が流れている。続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • mokubro

    mokubro

    このレビューはネタバレを含みます

    真相に近づくほど、引き込まれていくが、最後の最後まで犯人像が見えず、動機がちょっと無理矢理っぽい感じが少し残念。
    でも最後まで一気読みするほど面白かった。

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    投稿日:2024.03.20

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