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水口拓寿 / 山川出版社 (1件のレビュー)
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板橋区民
儒教は哲学なのか宗教なのかが自分の中での長年にわたる問いなのだが、倫理の根拠が「天の善を信じること」にしか求められないとなると、それは宗教のカテゴリーに入るだろう。ただ「天」を「理=自然」に抽象化した…朱熹の理論に立てば、それは宗教ではなく哲学に含まれる気もする。本書を読んで儒教をさらに立体的に理解することができたが、まだ結論は出ない。先は遠い。 日本人男性にとって儒教はさほど違和感なく受け入れられる思想であるが、第5章で示されているように女性やマイノリティの人たちには全く優しくない差別的な教義である。自分の中にある無意識の差別性は、実はこんなところ(=儒教的な価値観)に根差しているのかもしれない。反省。続きを読む
投稿日:2024.03.17
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