【感想】未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること

河合雅司 / 講談社現代新書
(43件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
8
10
18
3
1

ブクログレビュー

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  • 水桜図書館(オススメ)

    水桜図書館(オススメ)

    志望学部・職種:政策学部
    ここがオススメ!:指定校推薦の面接の際にはおすすめの本を勧められる可能性が高いです。その際にこの本を紹介した方がいいと思います、この本には主に少子高齢化問題についての内容が書かれているので、最近の時事問題を聞かれた時や、社会科の授業で気になるテーマなどについて書かれた時に、役に立つと思います続きを読む

    投稿日:2024.05.14

  • shosho

    shosho

    マクロ、ミクロという視点からの分析に続き今回は業界への影響が描かれている。
    3部作について、正直言って少し悲観的に過ぎるように感じていたが、最初の本から5年経過している間に現実は当初予測よりも速いスピードで変化してきた。これは本当に恐ろしい。日本国民全員が自分事として認識して戦略的に縮んでいくこと、その議論に主体的に参加していくことが求められる。
    自動車産業のところで、整備士を目指す人の激減やその他の不安要素による自動車産業の国内市場の縮小は、人口減少による縮小よりも大きい可能性がある、と分析している。長年自動車産業に携わってきて自分としてはよく判るが、それでも目の前の短期的な数値目標達成にこだわり、現実を見ようとしないマネジメントが居るのは大変残念である。
    ■いま取り組むべきは、過去の成功体験や現状維持バイアスを捨て去り、人口が減り、出生率が少なくなっていくことを前提として、それでも経済を成長させ得る策を編み出すことである。
    ■30代が減って新築住宅が売れなくなる。30代前半は今後30年で約3割少なくなる。これは、ほぼ「確定した未来」だ。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.10

  • わかめ

    わかめ

    以前、2017年に出版された方の「未来の年表 人口減少で〜」を読んだときは、良い本だなと思ったのだが。
    私が変わったのか、ただの焼き増し本だったのかわからないけど、そうでもなかった。
    第一部で「これからどうなるのか」
    第二部で「どうするのか」
    について書くとはじめに書いてあったが
    第一部か8割、第二部が2割。しかも第二部はふわっと水増ししたような感じ。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.07

  • 美濃

    美濃

    人口減少が進む日本において、少子高齢化により企業がどのようなダメージを受けるのかを業界別にまとめてある。若手の減少、労働者の高齢化、それを補う外国人労働者も足りないと厳しい状況である。薄利多売、量的拡大モデルから脱却し戦略的に縮んでいくことが重要だとの主張だ。続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • ungroun

    ungroun

    日本の企業にとって少子化は弊害であり人口減少の打開対策として、昭和時代のように自動車や白物家電を買い換え続けたり、消費社会を持続することを目論み、日本が将来人口減少しても経済成長を続けることが目的として話しが進みます。

    基本ビジネス中心に考えているので、自然災害、環境問題、世界の飢餓、貧困格差、グローバルサウス、気候変動、過剰労働などはここには含まれていません。

    少子化に伴う地方の過疎化、生活インフラなど過去の正確な数値やデータを取り上げてこれから起こり得る問題や予測がわかりやすかったです。解決策の説明はほんの少しだけでした。

    その解決策でも有形無形の資産価値の話しがありましたが、6年前落合陽一さんや10年以上前でも茂木健一郎さんの本でも、appleやMicrosoft のソフトに対してPC本体を一生懸命ハードを作り続けた日本企業との違いなどで知っていました。

    自動車産業、銀行や金融業界、テレビ新聞メディア業界、運送業、住宅、建設業、鉄道業、外国人労働、一年前の発行書とは思えない、ほとんど知っている情報ばかりでした。

    最後は1人あたりの労働生産性の向上させるためにブルシェットジョブを無くし効率よくすることを話されていましたが、著者のデヴィッドグレーバーさんはそこを伝えたかったわけではありません。誤解を招く内容でビックリしました。
    そもそも労働者を生産コストと見ているようではハラスメントや過労死は無くならないと思いました。ミレニアム世代、Z世代は対価ではなく意味のある仕事へシフトし脱成長に向かってきています。ちょっとズレているように思いました。

    企業の役員50,60代に向けての話しなのかわかりませんが、河合雅司さんはまだ経済成長を考えているようです。これで部下はついていけるのでしょうか。
    正直がっかりです。
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    投稿日:2024.03.05

  • ふうK

    ふうK

    第一部の人口減少でどうなるのかは、なるほどと思わせる事が多く、本当にその通りになったら恐ろしいと思う。

    ただデータ通りには行かないのでは?という気持ちもある。

    第二部の、ではどうすれば良いかという未来のトリセツは、ちょっとピンとこない話が多くて斜め読み。

    日本の企業がそう簡単に変われないだろうなと。

    読んでいてあまり気持ちの良いものでは無かった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.17

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