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伊集院静 / 講談社 (8件のレビュー)
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こーすき
私は犬派である。 犬は買ったことないが買うなら絶対犬だ。 作者の犬に対する考えに私もそうそう、頷いていた。 犬でも人でも死ぬのは悲しい。 あんなに元気だったのにいつしか階段の上り下りが難しくなり老…いていく。人間もそうだ。 少し自分の親を浮かべながら読んでしまった。 何でもない日々がかけがえのない日々に変わっていく。 思い出として私たちの心の中で生き続けてくれる。 読んでいてとてもあたたかい気持ちになりました。続きを読む
投稿日:2023.06.11
くにちゃん
私は犬が大好きだ。でも、一度も飼ったことがない。こんなにも、犬と心を通い合わせることができた筆者が羨ましい。途中、感情移入して涙が溢れた。 「私は犬が遠くを眺めている表情が好きである。どこか人間と同…じ生きものに思える。哲学的なものも感じる。」この表現と共に、本の表紙も大変心に残り、気に入っている。続きを読む
投稿日:2023.04.29
ふう(ナオ)
編集部から、亡くなった愛犬のことをまとめて一冊の本にと申し出られ ー だから無理だと言ったんだ。 好きだった犬のことをスラスラと書けるわけがない。 そうは言っても、愛犬・乃歩(のぼる)を語る伊集院…さんが 楽しそうで嬉しくてたまらない様子がおかしくて。 東北一のバカ犬のノボ。 たくさん愛され、生き抜いた。 P89 〈人間は、辛抱が、その人の、その後を決めたりする。そう考えると、いきるということはつまらぬことかも知れぬ、と思ったりする〉 大人の流儀もチラリと。続きを読む
投稿日:2023.02.20
neneyoko
もうね、この表紙の写真を見ただけで泣けてくる。 「東北一のバカ犬」と愛情持って呼ぶ著者とノボとはほんとに魂で繋がっていたんだろうな。 幼い時から犬がいつもいた(外飼いで)という著者でノボを含めて7匹、…見送ったとのことだけど今回が一番こたえたのではないだろうか。 今はアルボ(アイス、ラルク、ノボからの由来)という猫を飼い始めたとのこと。 犬と違って相棒にはならないかもしれないけど、慰めにはなるものね。 著者のエッセイ、今回は家人と呼ぶ奥様のことたくさん書かれたたけど(篠ひろ子氏)とてもいい伴侶で、波乱万丈の著者の人生を思えば今は仙台で奥様とお手伝いのトモちゃんとアルボと仕事はほどほどに穏やかに暮らしてほしい。 でも、人間が死ぬまで仕事をしてたほうがいいらしい。 郷里の敬愛するお母様百歳を超え、ご存命らしい。 どうか、ご無事でいてほしいと思わずにいられない。続きを読む
投稿日:2023.02.16
lucy812
自分の愛犬が亡くなって11年経つが、まだふいに涙が出る時がある。そんな時の感情をこの本は、丁寧に書き表してくれていた。 『ふとした時に、そうか君はもういないのか。』『出逢えば必ず別れはやってくる。それ…でも出逢ったことが生きてきた証しであるならば、別れることも生きた証しなのであろう。』作者がバカ犬と愛情を込めて呼ぶノボ。『溺愛したことはない、普通に人と犬が同居して過ごしてきた。』とあるが、愛しく可愛がってきたのは行間からも溢れていた。新しい仔を迎える予定なので、礼儀として別離の心の持ち方を備えたいと思う。続きを読む
投稿日:2023.02.10
lacost4
結婚した時のかみさんとの約束のひとつに「いつかは犬を飼う」っていうのがあった。うちの実家では犬を飼うという習慣はなかったので、犬を飼うという事を人生のなかで渇望していたわけではなかった。10年ほど前に…犬たち(スムースダックス2匹)を飼い始めて犬のいない生活が考えられないほど彼らが生活の一部、家族の一員となっている。心地よく愛おしい色となっている。でもいつまでもそばにいてくれるわけではないのでその覚悟を持て、今の時間を大切にせよと作者は訴えているのだろう。続きを読む
投稿日:2023.02.03
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