【感想】鎌倉ジャズ物語 ピアニスト・松谷穣が生きた進駐軍クラブと歌謡曲の時代

筒井之隆 / 中央公論新社
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 梶井俊介

    梶井俊介

    このレビューはネタバレを含みます

    敵性音楽が禁止されていた戦争が終わり、進駐軍がやってきたとたん、各地に米軍用のジャズクラブができて、バンドマンをかき集めるためのドタバタが始まり、教会でオルガンを弾いているだけで楽譜を読めるだろうとトロンボーン吹きにされた人もいたとか。松谷穣さんはそんな時期から鎌倉でピアニストとして活動を始める。ピアノをはじめたのが十七歳という遅咲きだった松谷さんの周りに、綺羅星の如く戦後のミュージックシーンを彩ったスターたちが現れる。クレイジーキャッツにナベサダ、キャンディーズに山口百恵、数えきれない。この人たちがJPOPの基礎を作っていたのだ。読み物としての面白さというより、事実の面白さに圧倒される。

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    投稿日:2023.03.27

  • 中央公論新社

    中央公論新社

    藤山一郎の伴奏をつとめ、キャンディーズ、山口百恵に歌のレッスンを。ジャズを愛し音楽業界の裏方を生きたピアニスト松谷穣の人生。

    投稿日:2022.11.16

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