【感想】ゴッホの犬と耳とひまわり

長野まゆみ / 講談社
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • mamizu

    mamizu

    古いフランスの家計簿に残された「ゴッホが書き込んだかもしれない」おびただしい量の書き込みを、翻訳してくれまいかとの依頼が舞い込むところから始まる話。

    といっても実際に翻訳された文章は出てこず、訳文と当時のゴッホの状況を照らし合わせて矛盾を探す、というような方面からの謎解きはない。家計簿をめぐる状況が語られていく中で、新しい人がするする出てきて、その人たちが数珠つなぎに絡まり重なって、一つの方向へと収束していく。
    いやはや登場人物が多すぎて!年齢が今一つわからりづらいのも人間関係の把握に手こずった要因だった。相関関係の把握からは振り落とされ気味で、途中からは、もはや誰が主人公でもいっそゴッホじゃなくても良いなと思ってしまった。それでも河島先生その他の語りがなめらかなので最後までぐいぐい読めた。
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    投稿日:2024.03.03

  • Jasmine

    Jasmine

    長野まゆみの作品でも、少し毛色が違う印象。
    会話量が多く、情報量がひたすら多い。登場人物も20人強と、話のすじと人物相関図をメモしながらなんとか理解。
    ゴッホに関する情報や雑学?の記述が多く、すべて理解しながらは頭が破裂しそうなので、なんとなくの話の流れを追ったけれど、贋作かもしれないゴッホの家計簿が長い月日を経て、壮大な仕掛けが主人公の弥也とその家族、周辺を巻き込みながら謎がとかれる。
    物語の中の創作の絵本は幻想的でまさに「長野ワールド」。存在しない絵本なのに探したくなってしまった。
    途中、ゴッホくんの愛らしい様子に癒されながら、謎が明きらかにされるの俯瞰で見ているようなお話だった。
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    投稿日:2023.10.16

  • peachmoon18

    peachmoon18

    大学の講義の様なうんちくの披露の様な冗舌な文章と、分かりにくい多数の登場人物に、最初は苦労しましたが、人物相関図を書きながら読み進めて行ったら、最後見事な着地にびっくりしました。100年前ってほんの祖父母、曾祖父母の時代にこんな冒険譚があり、わくわくしました。続きを読む

    投稿日:2023.06.25

  • mmz9

    mmz9

    長野まゆみ、こういうのも書くのか、という読後感。
    人物が多い。メモをとっていく必要あり。
    ゴッホの使い方が科学的で、かつ「藝術」っぽい小説だと思った。

    投稿日:2023.06.01

  • yoshi1004

    yoshi1004

    ゴッホが好きなので手に取った。赤いバイク、郵便配達員、と言う冒頭で絵が浮かび密かに喜んだが、、
    内容が悪い訳でもなく読み込ませてはくれるが、最初の期待が大きかったので残念。

    投稿日:2023.03.19

  • mabo

    mabo

    このレビューはネタバレを含みます

    ゴッホに興味があって手にとった。が、内容はあまり関係はなかったような…
    私には難しくて、なんだったのかよくわからなかったです

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.03.07

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