【感想】風とにわか雨と花

小路幸也 / 徳間文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • なんてひだ

    なんてひだ

    いやぁどきっとした。2週間のチチとの生活を終えて電車に乗って帰るって、このあとに2人が復縁させる良いアイデアが出てくるのかとてっきり思ったし、風花が高校をお父さんの住む海の見える蒲原さんに会える街に住もうかなって語る話でエンドロール。もうあれっ終わりなのって驚きしかない。お父さんの生き様も子供が必要ならなんだってやる駆けつける、生まれた時から子供がいる生活を自分は喜べる人だと有言実行。お母さんの気持ちも出てて、子供に助けてと言えずカッコつけてたのを子供に告白するとか、離婚に関係なく家族の歯車が噛み合って続きを読む

    投稿日:2024.05.02

  • 山菜おこわ

    山菜おこわ

    離婚した直後の気まずい空気……家庭の中の位置づけなどリアルな心境を両親·姉·弟が日記を綴っているみたいで面白い書き方だった。

    投稿日:2022.10.11

  • arukudesu

    arukudesu

    このレビューはネタバレを含みます

    離婚した父のものに夏休み、訪れます。
    そこでも会話がとても奥深かったです。
    また、不思議な元夫婦関係がその奥深さをよりひきたてているようにも感じました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.09.13

  • NO Book & Coffee  NO LIFE

    NO Book & Coffee NO LIFE

     家族の形・在り方を丁寧に描き、優しさに包まれるような小説です。
     物語はいきなり両親の離婚から始まりますが、爽やかで温かく、優しいパステルカラーの風景画を観終わったような読後感でした。
     12歳と9歳の姉弟と両親の視点でそれぞれ描かれ、短く平易な文章でとても読みやすく、(子ども視点の部分は日記でも読んでいるような)内容的にも若い世代の方、思春期の子どもさんをお持ちの親御さんにもおすすめです。
     登場人物同士の関係性の良好さ、大人との会話から生き方を学ぶ子どもたち、子どもと共に成長する親、などが大きな魅力になっていると思います。
     特に父親の、真摯に子どもに向き合い、決め付け等による教えでなく、分かりやすい言葉で会話を通じて子どもに考えさせ、言葉を引き出す関わり方は、生きる力を身に付けさせる上で、実に望ましいと思いました。
     まぁ、登場する大人が、父親に限らず皆穏やかで、更に子どもとの会話が上手過ぎて、現実離れの感もありますが…、ご愛嬌。
     幅広い世代の方々から支持されるべき物語だと感じました。
    続きを読む

    投稿日:2022.08.29

  • しまにしひろこ

    しまにしひろこ

    家族の話。
    12歳の風花、9 歳の天水の姉弟の両親が4月に離婚した。
    父親が会社を辞めて、小説家を目指すために。
    夏休み、離れて暮らす父親の所へ遊びに行く。
    そのひと夏の家族の成長物語。
    家族四人の視点で交互に物語は進む。
    スラスラと読める。
    大人や子供達の考えは、「なるほどな~」と思うところもあった。
    でも、みんな格好良すぎだと感じた。
    現実では、なかなかこういう風にはならないだろうけど、人生の選択では、こういうことが出来たら…、少し羨ましいと思うかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2022.08.25

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