【感想】北海道廃線紀行 ──草原の記憶をたどって

芦原伸 / 筑摩選書
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • 有井 努 Tsutomu Arii

    有井 努 Tsutomu Arii

    廃線紀行と言ってもレールが敷かれていた場所
    をトレースする訳ではありません。

    かつて列車で旅したルートを車などで巡る旅な
    のです。

    なので駅跡を中心に、かつては栄えたであろう
    小さな町を訪れる紀行文になっています。

    これがいいのです。

    旅を楽しむ前提として、知識と教養が大切であ
    ることを教えてくれます。

    どんな小さな町に寄っても、その町のゆかりの
    人に思いを馳せて街の風景を描写しています。

    後付けで調べたのかもしれないが、それにした
    ってここまで色々な歴史を知っているのであれ
    ば、どこに行っても楽しめるだろう。

    知識と面白がる心を持つことこそが、旅を彩る
    手段であると思い知らされる一冊です。
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    投稿日:2023.07.23

  • cats-paw

    cats-paw

    北大文学部出身の交通系ライターさんによる、北海道廃線紀行。廃線となった対象はたくさんある。
    昔たどった鉄路もあり、それなりに懐かしい。
    青森の五能線のように、観光メインで生き残れる路線があるか、検討の余地があれば良かったのだが。
    一度廃止した鉄路の復活は考え難く、過疎の進行は防げないであろう。
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    投稿日:2022.12.30

  • tagutti

    tagutti

    このレビューはネタバレを含みます

    <目次>
    第1部  道北
    第2部  道東
    第3部  道央
    第4部  海をめぐる鉄道

    <内容>
    「旅と鉄道」創刊期のデスクで、天夢人を創設し、社長を経てフリーライター。天夢人を退職後に、若いライターと北海道の廃線をまわった記録。巻末に廃線の紹介があるように、きちんとまわった様子が見て取れる。読んでいると郷愁を誘い、北海道に旅をしたくなる。自分も大学時代のフリー旅で回った旧万字線の折り返し時に、赤とんぼの大群に囲まれた時を思い出した。

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    投稿日:2022.07.11

  • youkeypp

    youkeypp

    このレビューはネタバレを含みます

     人の姿があまり出てこないことは理由ではないだろう。
     また、同伴者がいないことも同様。
     途中で、宮脇俊三の文庫本を読みたくなってしまった。

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    投稿日:2022.06.13

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