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下園壮太 / サンマーク出版 (33件のレビュー)
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自分はメンタル弱くて、とにかく強くしたい!と思っていたが、もともとメンタルが弱いわけではなくて疲れてるだけという話。蓄積疲労をそのままにしておくと、普段何も思わないことも感じすぎてしまう。疲れた時はと…にかく休むべき。話はそこから。これを読んで無理せずしんどい時は休む気持ちを取り戻した。続きを読む
投稿日:2024.05.18
城田逸
『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいんですか?』 著者 下園壮太 サンマーク出版 2021年 この本はライターの高木さんが心理カウンセラーの下園壮太さんに自身が感じている心の弱さを吐…露し、どうすればメンタルが強くなれるのか?を聞いていくと言う対話形式で進む内容である 本書ではメンタルを強くする上でまず前提として知っておくべき大事なポイントが3つある。 1つ目が人の心は原始時代から変わっていないので、心について悩んだ時は原始時代をイメージするとわかりやすいと言うこと 2つ目が著者自身が人の心の状態や疲労の状態を3段階に分けており、その中で自分がどれに該当するのかを把握しておくことが重要であると言うこと 3つ目が心の強さには大人の心の強さと子供の心の強さがあると言うこと。 子供の心の強さとは我慢強いや忍耐強いと言うのが挙げられる、どちらかと言うと昭和の時代にあった価値観の固い強さである。大人の心の強さとは自身のことを十分に知った上で、その都度対応していく柔らかい強さである。 以上の3つをまず知っておくことで、自分の心を客観的に知ることができる。そうすることにより、起こった問題にあたって自身が受けた心の動きを対象化して把握することができる。 そして、次にメンタルを回復する方法であるが、これは単純で「もう休むことである」と言っている。特に生産性のない休みが一番いいそうだ。また筆者はストレスの解消法を2つに分けている。「癒し系」と「はしゃぎ系」である。この中で癒し系のストレス解消法である、スローな音楽を聴く、マッサージ、美味しいものを食べる、友人とのおしゃべりなど、このようなことが「生産性のない休み」こそがメンタルを回復する上で一番いいそうだ。 この本は表題ではメンタルを強くする方法と書いてあるが、どちらかといえば、メンタルを安定させるまたは回復させる方法と書いた方が適切かもしれない。おそらく売る上でメンタルを強くするの方が、著者の経歴も相まって売れると踏んだのかもしれない。 最後に面白いと思った箇所を引用する。 下園 現代社会で一般的に遭遇するストレスならがんばれたとしても、3か月から半年ですね。これはどんなに体力のある人でも、いろんな能力に秀でた人でも、ヤル気にあふれた人でも共通しています。 続きを読む
投稿日:2024.04.22
なつ
”生産性がないことに没頭することこそ本当の意味での「休み」”という文に救われた。 最近仕事が忙しくて休みの日も動画みたりダラダラしているだけだったけど、きちんと休んでいたのか。 天気が良くて少し遠出が…しなきゃもったいないと思うこともあるけど、それは今の自分にとっては刺激的過ぎて、きっと疲れてしまうだろうと気がつかせてもらった。 ここ最近疲労と精神回復を目的に毎日7時間半は眠るよう心がけている。本書でも睡眠は大事と書いてあったから私はまだ「大人の心」で対策ができていたのだな。 きっとダラダラする意味も体の不調のサインに気がつき、無意識に従っていたのだろう。 この気づきをもっと大切にしようと思った。 [メンタルが強い人] 自分に対する理解が深いから対策ができる。 ・柔軟な心 ・1つの考えにしがみつかない ・自分の心についての理解が深い ・自分の味方になってくれる [ストレス発散法] 癒し系がよい。眠る、マッサージ、読書、美味しいものをゆっくり食べる。 ダメなこと:刺激的なこと。衝動買、飲酒、大勢の交流、旅行や激しいスポーツ [森田療法] 不安はよりよく生きたいという欲求の裏返し。つまり自然な感情と定義すること。 [あるがまま] ネガティブな感情は自分にとって思いどおりにならないものとしてうまく付き合い、同時に今できることを探る姿勢があるがまま 人には「できる」「できない」があることを知る。 全て思いどおりになんてできないと知ること。 だから感情をコントロールしようとは思わず、うまく付き合う。 他人の言動は変えられないけど、自分の言動は変えられる。 [自分会議] 考えてしまう自分にダメだしせず、肯定してあげる。 どんなに黒い自分も受け入れて、今はこんな感情になってしまっても仕方がないと全肯定! そして最後は「ありがとう」といって閉会 感情の存在を意識してまるごと感じるだけでいい。続きを読む
投稿日:2024.03.20
ダイ
自分は大丈夫、と思っている人ほど 以外とメンタルが落ち込みやすい。 周りからも、「あんなにしっかりした人が」と驚かれることも多い。 今のうちにメンタルの予防をしよう。 ポイントを3つにまとめた。 1…弱点を知る メンタルが強い人は、苦手、嫌いなもの、ストレスになるものをきちんと知っている人が多い。 それを知っていることで、回避しメンタルダメージを避けることができる。 子供が苦手な食べ物を無理に食べさせようとすると、トラウマになってしまう。 2身体のダメージ メンタルよりも先に身体に異変が起こる。 頭痛、めまい、眠気、だるさ、、 休みの日にはしっかり、身体を休めることが重要だ。 だるい日に無理矢理、仕事はしないでいい。 眠い日は寝とけ。 3寝る メンタルダメージは借金だ。寝ることで、借金を返済できる。とにかく寝る。 いじめを受けて引きこもることも、ダメージを返済しているようなもの。 休みは生産性がないからこそ、休みなのだ。 毎日8時間寝れば鬱にはならない。続きを読む
投稿日:2024.01.20
ug7729
スポーツなどでのメンタルについて興味があり読み始めたので、少し求めていた内容とは違った。ただ、実生活で何となくぼんやりとしていた、自分の嫌なところなどなどが、「そういうことなのかな」とは思えた。 本書…の中で言う『プチうつ』状態のクライアントのセラピー形式の対話で構成されているため、どんな自分にも当てはめやすい。『プチうつ』でも何でもない自分が読んでもうなづけるところは多く、予防的な考えとして持っていてもいいと思えた。実際に『プチうつ』の方が読むとどう感じるのか?内容がクライアントが『プチうつ』の設定なので、そのまま受け止められるのかもなぁ。とも思う。心身ともに健康な人が読んでも得るものはある一冊でした。続きを読む
投稿日:2023.12.14
ちんぷい
プチうつモード。 自分も数年前までこのモードだったなと思った。人生の大きなイベント、昇格などが重なって、こうあるべきという理想や責任感を自分に押し付けていたかも。なんだか疲れたり今までの自分じゃない!…って思ったり。それは、このモードだったからなのかなと妙に納得できた。 ちょっと心が軽くなってきた今だからそう思えるのかなとも思う。その時は気づかない。というか、気づかないフリをしてた。 最初から最後まで興味深い内容でした。時々見返して、自分の中に落とし込みたいなと思える本でした。続きを読む
投稿日:2023.10.31
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