【感想】幸せ最高ありがとうマジで!

本谷有希子 / 講談社
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
8
11
4
2
0

ブクログレビュー

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  • こうちゃん

    こうちゃん

    良くできた戯曲だ。佳作。途中までは特にいい。いかれた「女」が新聞販売店の家族などで巻き起こす騒動は、かなりのものだ。作者自身の経験も含まれているだろうか。登場人物はそれぞれいい個性でとてもいい。タイトルも秀逸だ。結末が腑に落ちなかった。本谷の芝居は2作観たが、本作の方が断然優れている。続きを読む

    投稿日:2019.03.20

  • solala06

    solala06

    久々に戯曲~~~~遥かに読みやすいな・・・
    永作博美主演舞台だったんか
    なんてーか・・・舞台といえばドロドロ人間関係だよなって思うんだけども、現代劇に落とし込むとここまで俗っぽくなるんだな・・・

    投稿日:2018.12.23

  • あすびー

    あすびー

    戯曲の脚本がそのまま本になってる。
    嘘とハッタリで物語が進んでいって一見空虚やけどテーマは意外にも一貫してるのかなと。
    それは日常に潜む絶望や不幸。僕も無意識のうちにあらゆる絶望から目を背けて生きているのだろう、とそんなことに気付かさせてくれた。

    他の方のレビューでもあるけど、ほんとにタイトルが本当に良い笑
    読む前に惹かれたタイトルでもあるが、読後にタイトルがすっと心の中に入り込んでくる秀逸さがある。
    続きを読む

    投稿日:2016.04.14

  • ryokutya87

    ryokutya87

    いいねいいね。本谷さんいいね。ぶっ飛んでるとこがめちゃ素敵だね。
    「明るい人格障害」とか「リストカットクラスの小さい存在」とか「漠然とした情緒不安定者が有象無象の昨今」とか、素敵すぎる言葉たちが散りばめられています。小説もいいけど戯曲もいいね。舞台が見たくなっちゃった。それに、このお話に「幸せ最高ありがとうマジで!」ってタイトルつけるそのセンスがたまらないです。
    あー。俺も開き直らなきゃー。って思わせてくれるとっても素敵なお話でした。
    続きを読む

    投稿日:2012.07.15

  • higekaaaaan

    higekaaaaan

    本谷有希子さんの戯曲は初めて読んだ。『腑抜けども、悲しみの愛を見せよ』もそうだけど、この方の作品の登場人物はみんな、愚か。人間の、死ぬ程ダメなとこ の権化みたいな人ばっかり出てくる。こんな奴いねえよ、と思うけど、あーわかるーと思う所もあって。うへえ、と読みつつ、嫌じゃない。嫌な人しか出てこないのに、面白い。何これ。他のも読も。続きを読む

    投稿日:2012.05.23

  • みやこ

    みやこ

    舞台はとある町の新聞販売所。「愛人です」。そう言って彼女は現れた。突如やってきた“不幸”に、平和に見えた日常が徐々に瓦解していく――第53回岸田國士戯曲賞を受賞した舞台を書き起こした作品。

    久しぶりに触れた、本谷有希子節。ブラックユーモア満載、男と女の愛憎劇。むちゃくちゃだけど、爆笑してしまう。まさに「他人の不幸は蜜の味」。ああ、お芝居を生で見たかった!

    劇団本谷有希子。今一番見たい劇団。
    続きを読む

    投稿日:2012.05.18

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