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松田青子 / 中公文庫 (79件のレビュー)
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ねるこ
不思議な世界観の、まるで風刺画のような短編たち。 面白い中に皮肉もいっぱいで、ときどき怒りも感じる。 ものすごい感性だと思った。 松田さんが見ている世界をもっと知りたい。 小説でもエッセイでもない…ような、本当に不思議な体験だった。 風刺画を見ているようだったというのが自分で1番しっくり来る。 “どうしてカミングアウトしないと、存在が認められなかったり、秘密を隠していることになるんだろう" という言葉にはっとさせられたり、 子供たちのいる部屋を"武器庫"という表現で表すことで戦争の影を感じさせられたり、 女性が感じている違和感を色んな角度からこれでもかと見せつけられたり。 突然、“3年着ていなかったセーター"の視点で話が進み出して訳わかんない気持ちになったり。 全然うまく言えないんだけどとにかく好きです。 文体も好きです。 それから私も、猫を不死身にしなかった神は馬鹿だと思います。 続きを読む
投稿日:2024.06.04
hamabooks4649
ショート・ショートな形式。 2、3話 面白かった(「男性ならではの感性」とか「星月夜」など)。ほかはイマイチ退屈だった。
投稿日:2024.05.31
マキロン
正直ハマれなかった。。 好きな話もあったから記録。 「あなたの好きな少女が嫌い」男の理想の少女が嫌いな話。 「You Are Not What You Eat」吐く話。 「この場を借りて」ヨーグルト…の蓋の話。 「ハワイ」断捨離された三年着ていなかったセーターが天国(ハワイ)で過ごす話。 続きを読む
投稿日:2024.05.07
こばほん
おもしろい読書体験だった! 最後の著者自らのひとこと解説で、松田青子さん好き…もっと作品を読もうと心に誓う。 女性としてのつらさがあるなら、男性としてのつらさもあるはず。どっちも立場やら役割をふりかざ…さないで素直にしんどいわって言えるといいけれど続きを読む
投稿日:2024.04.14
オリ
凄く良かった。小説というか一冊のアートみたいな短編集。最後に著者のひと言解説が付いているのも面白い。 日々感じる違和感を直接主張するんじゃなく、こうやって芸術として伝えることができるんだと、ハッとした…気分。続きを読む
投稿日:2024.03.28
LMS
このレビューはネタバレを含みます
物語の主人公や比喩の対象を考えながら読み進める体験が面白く楽しかった。電車の中でニヤけながら読んだ。著者の思惑通り、何度もスマホで画像検索しながら読んだ。それでもたまに難しくて、結局分からないままのものもあったが。 まぁそれはそれでまたいつか読み直したときに理解できればいいなと思う。 皮肉の効いた文章は行き過ぎのようにも思えるが癖になるし、著者の頭の中を少し覗かせてもらった気分で新鮮だった。そして読んだ後、ただの日常の中にもなんだか面白いものが隠れているのではと思わせてくれるような、視点の広がる作品だった。 巻末に著者のひと言解説がついていたのも良かった。また読み返したくなる。 お気に入りの篇を記しておく。 お気に入り、多かった。 『あなたの好きな少女が嫌い』 『スリル』 『ナショナルアンセム』 『この場を借りて』 『ヴィクトリアの秘密』 『ワイルドフラワー』 『みつあみ』 『男性ならではの感性』 『週末のはじまり』 『娘が恋人と別れると』 『若い時代と悲しみ』
投稿日:2024.03.26
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