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菊池真理子 / エレガンスイブ (2件のレビュー)
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みしま じゅん
依存症本人も周囲も距離感が難しく悩ましい問題だと思う。 心理カウンセリングが医療費と同じような扱いできるといいなぁと思いました。
投稿日:2024.04.28
亞綺羅
借りたもの。 『酔うと化け物になる父がつらい』( https://booklog.jp/item/1/4253106935 )の著者が送る「アルコール依存症とは何か」、その当事者の体験記と治療にまつわ…る取材エッセイ。 また、アルコール依存症の家族に振り回されたAC(アダルトチルドレン)の心の声――もう取り返しがつかない――という罪悪感と悲しみの声が綴られているようだった。 アルコール依存症当事者や支援団体の話から、プレッシャーから逃れるために酒に頼り、酒に囚われ、酒によって身を滅ぼしている人たち。当事者の苦悩の意見。 AC(そもそもACはアルコール依存症の親を持つ子供に多い傾向があり、注目された)問題を取り上げた著書を多く書いている信田さよ子女史との面会の話も。 柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活 5,6』( https://booklog.jp/item/1/4091895131 , https://booklog.jp/item/1/409189786X )でも取り上げられていた。 アルコール依存症からの脱却には、本人の意志の強さ云々の問題ではなく、再発を防ぎながら付き合っていかなければならない…… そのためには投薬や断酒といった物理的な方法論だけではなく、当事者が抱える悩みや不安――本人の心・本音――に向き合わねば克服できない事が大切らしい。一見、遠回りのようで、それが最善の道。 しかし、アルコール依存症もまた、当事者の病識がなく、医療や支援に繋がるころには、人間関係も本人もボロボロになっているという有様…… 看護師に当事者は本心を語るというが、それを家族にはもう離せない状況になっているという事実。特に著者の菊池真理子氏の父親は他界している。 依存症について知っても、手を差し伸べる父はおらず、その父に振り回され傷ついた子供の心はそのまま。母親は父へ当てつけのように自殺したが、その死は父親に何の効果もなかった事実にやるせなさを感じてしまう。続きを読む
投稿日:2022.06.05
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