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折原一 / 講談社文庫 (12件のレビュー)
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レモン
著者初読み。〇〇者シリーズをちまちま集めて積読を充実させている最中だが、お試しでシリーズ外を読んでみた。携帯は普及しておらず、個人情報もバンバン入手できる平成初期が舞台だが、現代でも楽しんで読めた。…あり得ない展開の連続だが、殺人者は誰なのか、殺人リストの人物たちのつながりなど謎が気になり一気読み。古き良きの匂いが感じられて、著者他作品への期待が高まる。 殺人リストに挙げられた人物のうちの1人に、昔仕事でお世話になった方と同姓同名(漢字も一緒)の人がいてぞわぞわした。続きを読む
投稿日:2022.08.14
NORAxx
コピー機に忘れられた紙。そこに記された謎の「殺人リスト」。誰がつけ加えたのか4人から8人まで増殖するターゲット達。 ーーーーーーーーーーーーーーメモ。 「誰」はともかく、「どうやって」はまるで検討も…付かず最後までハラハラドキドキしていた。問題となるHowの部分はつまり、ミラクルと奇跡と偶然とたまたまが重なった超計画的殺人だ。矛盾している。 とは言え、読者が陥る「何故?」の疑問はしっかり回収してくれるし、綺麗に纏まっているのであまりぷりぷりするのも大人気ない。 クライマックスの前フリは完璧で、こちらも戦闘態勢に入る。全貌はやや早送り気味な展開。脳内で再生される映像はまるで尺が無いからと巻かれたかの様で少し残念。エピローグがこの作品の魅力なのだろう。 話の展開、視点の切り替えの目まぐるしさは読者の探究心をくすぐる流石の文章力だ。細かな粗探しをしてわざわざ埃を舞わせる必要は無かった。続きを読む
投稿日:2020.12.05
林檎飴甘
読み始めてすぐに引きこまれた。 コピー機に置き忘れられた1枚の殺人リスト。 そこには自分の名前が書かれていた。 リストは名前を書かれた人たちへ次々に送りつけられる。 それぞれの思惑でリストの名前は増え…ていく。 真相がまったく見えてこない中盤までは面白かった。 殺人リストを作ったのはいったい誰なのか? 何のために作られたのか? 連続殺人を実行しているのは誰か? けれど殺人リストに名前が書き加えられ、ぼんやりとだが目的が見えてきてしまうと一気に先が読めてしまう。 折原さんの書く物語は好きなのだが、いまひとつ物足りない思いがした。 いつもなら結末までに「ああ、そうだったのか」と騙されていた楽しさのようなものがある。 読み終わったあとに「お見事!」と思えるような物語を期待していただけに残念な気もした。続きを読む
投稿日:2017.03.28
aco
読み進める内に続きが気になって、最後は眠い目を擦りながらの読了。 内容の複雑さも手伝って、なかなか難しかったです。 orz 何というか……どの人も犯人に見えて、疑心暗鬼に陥ってしまった。 (201…4.8.20 読了)続きを読む
投稿日:2014.08.25
Chie
会社員の牧原憲一は、コピーをしようとした時に前の使用者が置いて行った紙を見つける。そこには「殺人リスト」という文字と共に、自分の名前を含んだ3名の名前が並んでいた。すぐに同僚の百瀬の仕業だと思った牧…原は、ちょっとしたイタズラ心で同じ殺人リストを作り、それに百瀬の名を4人目として書き加え、百瀬の机に置いておいた。紙を見た百瀬は顔色を変えており、牧原はほくそ笑んだ。しかし数日後、百瀬が死に、しかも自殺らしいという話がもたらされる。 次第に一人歩きし始める殺人リストと、そのリスト通りに殺されていく人達。やはり真相は凝りまくったもので、複数の人間の悪意が複雑に絡み合っているのだが、まぁこんなにもうまくはいかないだろうなぁとリアリティがゼロなのと、読解するのに必死で楽しむところまでいかなかったのが残念。続きを読む
投稿日:2014.01.12
maapooi
途中まではテンポよく読めたけど、終盤はなんだかなーって感じ。ひとつひとつの殺人にスリリング?がないというかドキドキしない。設定は結構好きなんだけどなぁ
投稿日:2013.08.03
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