【感想】小説 ゆうえんち -バキ外伝- 5

板垣恵介, 夢枕獏, 藤田勇利亜 / 週刊少年チャンピオン
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
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ブクログレビュー

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  • まいつき

    まいつき

    「ゆうえんち」最終の5巻。

    体の裡に棲む魔性が蠢き続ける限り、敗北ではなく勝利への途中という思考だったか柳龍光。気持ち悪さが「ゆうえんち」の柳はたまらなくぞわぞわさせる。これのあと死刑囚編の柳を見ると、毒気が薄れたように思えます。

    柳との決戦の後、蘭陵王との戦いに臨むことになった無門。彼もあちら側へ行く有資格者でした。ここの挿絵がオーガ、愚地独歩、松本太山、柳龍光、神奈村狂太、久我重明の面々。獅子の門をくぐり、あちら側へと歩を進めた無門。その最初の相手が蘭陵王か。

    ここの戦いもそそるものがありましたが、さらに古から続く闘争の歴史があるという新事実の披露がとんでもない好奇心を生み出してしまう。「準備はできたかい」がゴングとなって始まる格闘家たちの競演で饗宴で狂宴。こんな風呂敷広げて獏さん大丈夫?年齢も年齢だし、「ゆうえんち」連載中は体の不調も抱えていたことですし。体が資本なので、ご自愛下さい。でもね、広げっぱなしになるかもしれないけど、風呂敷畳んでくれてもいいのですよ。
    ただ、ここで「準備はできたかい」の声がかかるキャラクター、存在が弱い。
    斗羽や猪狩ならまだしも、花田はちょっと。
    まあ、バキ本編で活躍中の登場人物でないメンツを選んだといってましたが、役者不足ではないでしょうか。まあ、無門が立ち向かってくれればいいのか。それですね。

    物語の途中で風呂敷広げすぎて長編になってしまうのではないか、と危惧していた「ゆうえんち」。それはそれで楽しみではあったけど、まさか最後で大風呂敷あるとは思いもしませんでした。いやー可能性はゼロでないと思うので、一縷の望みをかけて待とうと思います。板垣恵介ワールドも好きだけど、夢枕獏ワールドも好きなのですよ。
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    投稿日:2024.01.20

  • えいじ

    えいじ

    遂に第5巻で終わってしまいました。もっといつまでも続いてほしかったと思う気持と、獏さん!このあたりで丁度良い所でしたね、お疲れ様、有り難うございました、と言っておきます。入院中にはこの「ゆうえんち」だけは書き続けられたそうですが、気持が入っていたのでしょうね。終の巻とあとがきは、夢枕獏ワールド満開で読んでいて頭の中がグルグルグルとなりましたよ。続きを読む

    投稿日:2023.03.23

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