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令丈ヒロ子 / 講談社文庫 (2件のレビュー)
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snowisland2
『若おかみは小学生!』シリーズで良くも悪くも注目を集める筆者の作品ですが、とくにイロモノではないというか、むしろ正統派の児童文学です。自分が自分でないような気がする、自分で自分がわからない、繊細な十代…の自意識がテーマ。一点の曇りもない「いい子」に見える由宇の、心の中の影の部分が、分身のゆめだったし、由宇はそんなゆめを最初は拒絶するけれど、本当は、影の部分を含んだ由宇のすべてを、パパや恋人のミオくんにも受け入れて欲しかったんですね。続きを読む
投稿日:2010.11.28
Lesen
由芽が出て来てからがテンポも良く、会話もユーモアがあって楽しかった。無意識に自分の見たくない部分や、認めたくない部分というのは、こういう事が起きないと受け入れられないのかもしれない。思春期の漠然とした…不安を抱えていて、由芽に振り回される事によって変わったけど、どちらかというと恋愛小説??という感じがする。読みやすい本でした。続きを読む
投稿日:2008.11.03
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