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小島信夫 / 講談社文芸文庫 (3件のレビュー)
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gakudaiprof
小説ともエッセイともつかない話である。朝日新聞の文学の旅人の岐阜で紹介されていた。 岐阜をよく知らない学生(たぶんほとんどであろう)にとってはまったくわからないものであろう。岐阜出身の学生であればわ…かるであろうが半世紀前、たとえば明治生まれならば江戸のことなので、わからないかもしれない。 旅行のお供として岐阜に持っていくにはあまり役立たない本かもしれない。続きを読む
投稿日:2023.11.05
しんめん
何を俺は読ませられてるんだ。。とこの作品を客観視した時に来る笑いが本作の肝なのかもしれない。 読みにくい上、不親切な書かれ方で通読にエネルギー要するが、本当は☆5を付けたい面白さ。
投稿日:2022.09.09
ちまや
当事者以外にとってはまったくどうでもいい話をエッセイ風に語ってゆくのだが、途中から「私」を含めた登場人物が分裂・増殖していって、虚構と現実がごっちゃになり、ごっちゃなまま「ストーリー」(と言っていいの…かもわからない何ものか)が地滑り状に展開されてゆく。後半には事件めいたことも次々起こって、「私」が完全にどっかへいってしまうのだが、最後何事もなかったかのように戻ってくる。ヌーヴォー・ロマンなんかめじゃない。例によって、保坂和志の解説が著者の魅力を倍加させる。続きを読む
投稿日:2013.06.18
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