【感想】絶海にあらず(上)

北方謙三 / 中公文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • yosshaking

    yosshaking

    承平天慶の乱の人:藤原純友が瀬戸内海を舞台に活き活きと描かれる過程で、平安時代が鮮やかに色付いてくる。北方謙三の手にかかれば、平安時代はこうも面白いのか。

    投稿日:2014.12.26

  • はらぺこ

    はらぺこ

    上巻なので大きい動きは特に無くて静。 北方作品は歴史モノだけ何冊か読んでますが、作者の風貌に見合わず主人公の口調はオラオラ系じゃなく優しい人が多い気がします。この藤原純友も今の所そうです。 下巻が楽しみです。 続きを読む

    投稿日:2013.09.12

  • takemog

    takemog

    古本で購入。上下巻。

    権勢を謳歌する藤原北家の傍流、望めば栄達も叶う家柄に生まれた藤原純友。
    しかし何物にも縛られたくないと願い、無位無官のまま日々を過ごす。
    あるとき藤原氏の氏長者たる藤原忠平を助けたことから、官を得て伊予国に赴任する。
    そこで純友は海と海に生きる水師を縛る、京の政事の歪みを見る―

    というわけで、北方謙三唯一の平安モノ。

    いわゆる「承平・天慶の乱」を起こした張本人として、平将門と並び称される藤原純友。
    世間的には将門の方が人気・知名度ともに断然上。
    ところが作者は将門の乱を同族間の私闘であり、「新皇」を称した最後の最後で叛乱になったに過ぎないとして、ほとんど評価していない。
    最高権力者である忠平の意に背き、海上交易をあるべき姿に戻そうとした純友こそを叛乱者としているあたり、おもしろい。

    残念なのは、これまで読んだ北方作品に比べて華々しさが少ないこと。
    経済戦争の色彩が強く、『水滸伝』の禁軍や『破軍の星』の足利尊氏のようなラスボス的存在が主人公の前に立ちはだからないからかも知れない。

    結末の余韻は爽やか。
    思うさま生きた漢とどこまでも広がる海。熱いぜ。
    続きを読む

    投稿日:2013.08.16

  • khrtk

    khrtk

    読むに連れ何ものにも縛られない藤原純友の生き方に惹かれていく。生まれながらに決められた人生には興味なし、男の生き様がカッコ良い。当時の船の作りや水師達の暮らしを想像してしまうのも楽しい。

    投稿日:2013.04.30

  • youtai

    youtai

    またまた主人公に惚れましたね。こういう心意気の男の人好きですね。
    読んでる途中で、純友の乱 の人か!って気付いて、自分でも可笑しかった。

    投稿日:2012.09.26

  • hanaken1219

    hanaken1219

    藤原純友の物語。

    こういう学校の授業でたった一行でしか習わなかった人物にスポットを当てて、想像力豊かに描いてくれてるのって楽しい!

    しかし北方先生はブレないなあ。

    投稿日:2011.12.23

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