【感想】スター・ウォーズ　最後の指令　下

2020年1月29日読了。帝国が銀河支配・新共和国掃討の策を練る中、ルークらは「皇帝の秘密」を暴くため未知の星域へ潜入するが…。シリーズ最終巻。今まで敷いてきた伏線含め、「クローン」の使い方、いくつか…のオチの付け方がこの最終巻で非常に巧みだった。全体的に展開が駆け足で、「抜け目ない大帝国」とか「帝国の支配が広がっている」などの戦況がほとんど全部登場人物のセリフで語られて、「一般市民の生活にどう影響していて、銀河がどう変わろうとしているのか」という実感が読む側に伴わないのは、著者の筆力なのかスピーディーな物語展開の副産物なのか…。偶然と鉢合わせの多い銀河が相変わらず23区より狭く感じるとか気になるところはあるが、最終的にはSW世界を小説の形でこってりと楽しむことはできた。続きを読む