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福澤諭吉, 道添進 / 日本能率協会マネジメントセンター (2件のレビュー)
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健一@スーパー・ブックサマライザー
【本書で言いたいこと】 ★学問と独立とはひつ続きになっている 【本書のポイント】 ❶天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず →身分制度はもはや存在しない。賢い人が愚かな人かどうかは、学んだかそ…うでないかの違いなのである。 ❷政府と民は対等である →文字を読むだけが学問にあらず。 ❸自分自身が独立を目指すべき →税金を払うことを惜しんではならない →世の中の様子を見てみると、住宅を建てるために金を費やす者、美食や豪華な装いに力を入れる者がいる。ひどいものになると、酒や色事にうつつを抜かし、破産しそうになっている。こうした費用と税金の額と比べてみれば。その対価は比較にならない。筋の通らない要求なら、1銭たりとも惜しむのは無理もない。けれども、税金は払うべき道理にかなっているだけでなく、安物を買うような金額なので、あれこれ考えず、気持ちよく払うべきものだ。 ☆鵜呑みにしない →自分の頭で考え、行動すること。続きを読む
投稿日:2022.10.25
由良
このレビューはネタバレを含みます
「学問のすすめ」現代語訳だけれど初めて読みました。 検索して知ったけれど,「学問のすすめ」の現代語訳の本や、解説本ってたくさんあるんですね。 私は図書館でたまたま見つけたのでこちらを読みましたが、とても読みやすかったです。 福澤さん過激だなと思う部分があり何度か笑ってしまいました。 自分のためになりそうな部分はたくさんあったけれど、その中で一番自分にグサッときたのは、人生の棚卸しは定期的にせよ、という部分。 これまでどうやって歩んできたか、理想とどのくらい違うか、そして今後どう歩んでいくか… なるべく短いスパンで目標を立てて、また振り返ってどうだったかちゃんと「棚卸し」して… 人生の棚卸しをしたら帳簿が狂いまくって頭を抱えそうだけど、ちゃんとやろうと思います。 ぼーっと生きてんじゃだめですね。 それと、政治との関わり方の部分も、結構目から鱗が落ちました。政治なんてわからない、政治家なんて雲の上の人たち… そうじゃなくて、自分がもっと学べば政府と対等な立場になる。国の役に立てるし国からも守ってもらえる…お互いに支えていくような関係になれる。 そんな考え方はしたことがありませんでした。 それと、独立すること。私は福澤さんの言う「独立」まるでできていないです。誰かがいないと生きていけない。こんなんじゃだめだ。やっぱり、学問って必要なんだな。 読み返すとさらに背筋が伸びる本。図書館で借りたけど、手元にも置いておこうか考えているところです。。
投稿日:2021.06.23
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