【感想】堀田力の「おごるな上司!」

堀田力 / 講談社文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ukaiya

    ukaiya

    管理職になって再読。古い本だけど、
    あるあるだらけ。

    おごる上司、にならないようにしよう…。

    投稿日:2018.11.17

  • mocciom

    mocciom

    堀田力『堀田力の「おごるな上司!」』(日本経済新聞社、1994)

    京大法から検事となり、現場を経て法務省刑事局総務課長、官房人事課長を務めた著者の上司論。

    世のあらゆる「上司」に自覚と反省を促すもの。古い本ですがなかなか刺激的です。

    アドラー的には承認欲求を満たすための努力は不幸の始まりですが、本書は上司・部下に気に入られるという次元を超えて、ヒトとしていかにあるべきかという姿勢を問うています。

    わが身を振り返るポイントに加え、ダメ上司の要件が網羅されています。

    【本文より】
    ◯権力を利用して袖の下を貰うのはけしからぬ行為であるが、権力を利用して部下にいばり、私的快感を得るのも、同じくらい悪い行為だと思う。むしろ後者のほうが、人の心を直接傷つける分、悪質かも知れない。(p.1)

    ◯私自身、今後とも、身を引き締めて努力を続けていきたい。/誰にも、人をいわれなく不幸にする権利はないから。(p.211)

    ◯課長が不平不満ばかりいう人だった場合、まず間違いなくその課全体が腐ります。(p.186)

    ◯批評家 仕事の改善策が出されたとき、ただちにその難点を指摘して、したり顔をする人がいる。それだけしかしないなら、そんな人はいないほうがいい。(p.174)

    ◯批判 行動を伴わない批判は、偽善よりも悪質である。自己を正当化するために行う批判は、偽善に等しい。(p.170)

    ◯とくに理由もないのに休暇の承認を渋る上司は、勤務時間中に部下が遊んでいるのを黙認している上司と同様に悪い。(p.119)

    ◯独善的で、やる気のある上司より、まだ、無能で、やる気のない上司のほうがよい。(p.116)

    ◯これは、質問されたことを自分でもよくわかっていなくて、それを部下に知られるのが怖くてそうしているのだと思って間違いありません。つまり、自分自身の考えを持っていないか、指導する能力のない上司だということで、たいていこういう人がヒステリックな反応を示すものです。(p.114)

    ◯決裁 作るのはむずかしいが、ケチをつけるのは簡単である。(p.104)

    ◯むしろリーダーには、自分の能力を抑え、部下たちの能力を引き出して、それを仕事の上で活用していくことが求められます。(p.72)
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    投稿日:2015.08.30

  • yusanya

    yusanya

    1,俺について来い!式の上司は、敵も多いから簡単にひっくり返る可能性が高い。少し距離を置く位の態度がいい
    2,同じタイプの部下は、自分の欠点を見せ付けられているようで、苦手意識が出る。自分は克服した点を相手は悩んでいると思うと、いい。自分の長所としている点について、他人の能力が自分より劣っていると非常に低く評価する傾向がある。
    3,リーダーの能力
    判断力
    組織管理能力
    説得力
    4,人は己の能力を、2割方高く評価している。
    5,家族をバラバラにして、仕事のエネルギーをそぐようなやり方は、今後解消していかないと本人にとっても企業にとっても不幸な事になる。
    6,責任感が無いとのコメントは、その人間の人格を否定してしまう。
    7,欠点を見つけて叱るBクラスは、最初は成績がいいが、その後は先生が幾ら叱っても殆ど効果が無くなる。誉めるだけのAクラスは、立ち上がりは悪いが、最終的には叱るBクラスを追い抜く。誉める6-8割 叱る1割が妥当。
    8,不平を言う上司は失格。
    部長職では、もってのほか。
    9,最初に、”信頼の置けない人間”との評価を受けると、その後いくら頑張っても評価の変更は難しい。
    誠実な対応が一番
    10,やめようと思った時には、”やめるのは簡単である”という言葉を思い出せ。3分の2から、8割くらいは止めないほうが正しいもの。
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    投稿日:2015.04.21

  • ken

    ken

    このレビューはネタバレを含みます

    減点主義は組織を滅ぼす。
    ⇒ほめる加点主義にしていこう。

    20110923
    単身赴任先から帰省すると断捨離対象になっていた。。。

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    投稿日:2011.09.18

  • whiteprizm

    whiteprizm

    このレビューはネタバレを含みます

    佐々淳行が何度か触れていたので読んでみた。
    法務省の官房人事課長としての経験則集。
    佐々さんが触れていたのとは違うけれど、面白いと思ったのは以下。

    ・平社員で不平を言う人は、それが成果の半分までが許容の限界。その人のストレス発散になっても、周りの心も汚すから。立場が上になればもっと影響が大きくなるので、部長クラスであれば許容でできる量はゼロ。

    ・決裁で10の不足にけちをつけるのと、90の物をゼロから作るのでは苦労が違う。10の不足を指摘できれば、部下は感心するかもしれないが、それで自分ができるのだと上司が思い上るのは間違っている。

    ・同僚の勤務評定を見ると飲んだ時などに本人が言っていたより、大概2割低く評価されていた=人は二割がた自分を高く評価しがちである。

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    投稿日:2011.08.29

  • フラビオ

    フラビオ

    9月10日読了。日本各地の地検にて人事を担当した著者によるベストセラー。困った上司への対応策および、困った上司にならないためのガイドなどもありなかなかためになる。上司・部下の関係のみならず人間関係というのは、「自分をいかに理解してもらうか?」「相手をいかに理解するか?」に尽きるということであり、言うまでもないこと・当然のことではあるのだがそれが出来ていない人が多いためにこういう本が生まれるんだよな。続きを読む

    投稿日:2009.09.14

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