【感想】教養としてのマンガ

橋本博 / 扶桑社BOOKS新書
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 有井 努 Tsutomu Arii

    有井 努 Tsutomu Arii

    「教養としての○○」という書名から連想する
    のは、教養を高める効果があるマンガを紹介し
    てくれる、と期待するのが自然でしょう。

    しかしそうではなく、本書はマンガという一つ
    の文化を、多くの人が他の教養項目と肩を並べ
    て同等に扱ってほしいと願っています。

    何の迷いもなくマンガを「学ぶ」ための一つの
    手段として選んで欲しい。そんな世の中を目指
    す人々の活動記です。

    実際に活字に触れるようになる前の幼少期に、
    マンガを読むことは大切であるとも言われてい
    ます。

    サブカルチャーであるマンガが真のカルチャー
    =文化へ上り詰める日は、そう遠くないのでは
    と感じる一冊です。
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    投稿日:2021.03.11

  • nogeikuzo

    nogeikuzo

    『ONE PIECE』の尾田栄一郎氏、『あさりちゃん』の室山まゆみ氏、『ストップ!! ひばりくん!』の江口寿史……と、熊本県は多数のマンガ家を輩出している。『巨人の星』の川崎のぼる氏は、現在、熊本県に住んでいるようだ。

     マンガの魅力にとりつかれてしまった著者は、その熊本県に「合志マンガミュージアム」を作ってしまう。

     安定した県庁職員の地位を捨てて、興味のある仕事、やってみたい仕事に没頭していく著者。誰もが憧れる生き方だ。が、実際のところ、家族ができたり、組織の中でポジションを得てしまうと、多くの人にとって難しい選択だろう。

     マンガ史や中古マンガの世界は本書で読んでもらうとして、非常に気になったのは、1996年に熊本の放送局が制作したという『おじさんのマンガ道』なる番組だ。

     〈同番組では、横山光輝、小島剛夕、平田弘史、長井勝一、つげ忠男、永島慎二にインタビューすることができた〉という。しかも、取材時に使用したビデオまで残っているとか。どこかで、見られないものだろうか。

     




     
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    投稿日:2020.05.31

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