0
早乙女貢 / 講談社文庫 (4件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
wasabi
佐幕派だろうが倒幕派だろうが、イデオロギーを論じないと蔑まれる世相の中で、そんな面倒は近藤や土方に任せて従順に生きるのもいけている。最期は寂しいのだけれど、敗け戦(いくさ)で斬り捨てられる死にざまは彼…にふさわしくないだろう。ところで、著者が抱く明治政府への嫌悪感はあまりに強くて、偏り過ぎかなと幾分気になるのであった。続きを読む
投稿日:2014.06.14
kiyosi
このレビューはネタバレを含みます
新選組……局長近藤勇、副長土方歳三を核に、斉藤一、永倉新八、原田左之助ら恐れを知らぬ若き群像。この中にあって天稟の凄剣を振い、攘夷志士を斃す沖田総司は、闘い終われば純情多感な青年だった。だが、歴史は彼に安息を許さない……。残光煌めく落日を支えるべく、勁烈な士道に殉じる若者の命運!
投稿日:2012.06.07
blue-wagtail
100年経って薩長が勝ったあとの世の中から見たら旧時代の遺物に見えるのかもしれないけど、「時勢に敏感」というのを口実にあっちへふらふらこっちへふらふらした挙げ句に生き残ったという事実で勝ち組になるのと…、末期だけは悲惨でも一本筋を通した後で負けたのと。 「負けた」ことになるのがいちばん切ない話だ。続きを読む
投稿日:2011.03.03
眠眠
激動の江戸末期。 戦い続ける新撰組の同士達を羨みながら、思うまま動けなくなっていく総司の悲哀と狂気に胸が締め付けられるようでした。
投稿日:2006.05.26
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。