新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
頭木弘樹, NHK<ラジオ深夜便>制作班 / 飛鳥新社 (30件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
オリ
なぜ私がこの本にたどり着いたかというと、絶望していたからである。 絶望している人にとってポジティブ系の名言は、正直しんどい、聞いててキツい、暑苦しい、もうやめてくれ、ほっといてくれ、という具合に状況を…悪化させかねない。 そこでこの「絶望名言」の出番である。 若くして長い闘病生活を送った著者の救いとなった、文豪たちの「絶望名言」が収められている。 文豪たちの絶望が深すぎて逆に笑えてくるという、今までにないヒーリング体験が味わえる。続きを読む
投稿日:2024.03.20
guri
先日読んだ『変身』の作者、カフカの言葉について書かれていたので手に取った。 ラジオ番組のひとつのコーナーを、そのまま書き起こしていて、さらさらと読みやすい。 しかし書かれていることは、絶望を体験し…なければ気がつくことない言葉ばかりで、心に響く。 カフカだけでなく、太宰治や芥川龍之介などの作品も紹介されており、かつて読んだ時に受けた言葉の印象は、今違う捉え方に変わったことに気づいた。 その時々で、心に寄り添ってくれる言葉は変わる。 その違いを知り、生きていく杖となる言葉を心に留めたいと思った。続きを読む
投稿日:2024.01.27
やっさん
能天気なほど絶望的。 ってな事で、頭木弘樹の『絶望名言』 文学紹介者の頭木さんとアナウンサーの川野一宇さんがNHKの深夜ラジオ便での放送を活字化したもの 絶望名言の著名者カフカ、ドストエフスキー…、ゲーテ、太宰治、芥川龍之介、シェークスピア達の絶望名言をお二人が解説、掘り下げる内容。 お二人共、絶望的な経験をしている中で、励ましや労りの言葉は、実は全く癒されることは無く、絶望感の中に堕ち込んでいる時こそ絶望的名言の方が心を癒して労わってくれたそうです。 読んでるうちになるほどなぁと思う事に。 絶望の中は実は生きたい欲望が強く、もがいている時ではないのかと 数ある名言の内、わしに響いた名言を載せときます このラジオのアーカイブ無いんかな? 文章を読むのもええけど、ラジオも聴いてみたいな 2020年55冊目続きを読む
投稿日:2024.01.22
たぬがわ
想像よりずっと読みやすく、絶望した者を優しく包み込み、希望を見出すことができた本。 過去の偉人の作品中に出てくる絶望を感じる名言を著者やアナウンサー川野一宇氏が対談形式で解説していく本作は非常に面白い…試みだ。 作品名は知っていても内容は知らないものも取り扱っているため、そちらの作品も興味が湧いた。 続きを読む
投稿日:2023.12.29
でんでん
絶望名言というラジオ番組が書籍化されたもの。落ち込んだ時に暗い曲を聴くように、絶望した文豪が形にした言葉を取り込む本です。 紹介されていた中では芥川龍之介の「侏儒の言葉」が好きでした。些細なことで幸せ…を感じる人は、ささいなことで辛さも感じてしまう。芥川はすごい。 また番組ディレクターによるあとがき「絶望名言」ができるまで、がよかった。 「1人の苦しみを突きつめていくと普遍性を持つものです。この番組はそのプロセスの実践です」 「言葉の限界を越える絶望が確かにある、その事実に謙虚でありたいと思っています」 綺麗な言葉だと思いました。 続きを読む
投稿日:2023.12.04
タテヨコ
一番得意なのは倒れたままでいることだ、というカフカの言葉を覚えているのだが、著名人達の絶望感を嘆く名言のみならず、それを解説する頭木さんの言葉が面白い。なるほどそんな解釈があるのか、弱った時にはそう響…くのかと。 後半、ブハっと噴き出すぐらいの絶望名言があったのだが、メモするのを忘れてしまった。もう一回読みたい。続きを読む
投稿日:2023.09.18
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。