【感想】愉楽にて

林真理子 / 日本経済新聞出版
(33件のレビュー)

総合評価:

平均 3.1
2
8
13
7
1

ブクログレビュー

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  • unclepen

    unclepen

    一回、新聞連載で読んだ記憶があり、本を買ってもう一度読み直しましたが、普通の人が体験できないすごい世界を覗けることができ、なかなか面白かった。

    投稿日:2024.01.27

  • よつば

    よつば

    日本経済新聞朝刊に連載されていた物を単行本化した作品。

    普段絶対と言う言葉は極力使わない様に気を付けているが、この作品で描かれている世界は絶対自分には一生味わう事のない世界だと感じた。

    物語の中心人物は家柄にも資産にも恵まれた50代の久坂と田口。

    頭脳明晰で財力もある二人が様々な女性達と東京・京都・シンガポールを舞台に甘美な情事を重ねていく。

    こんな世界が本当に存在するのだろうか?
    そしてこんなに簡単に身を任せる女性達はリアルなのか?

    まるで大人の夢物語を読んでいる様だった。

    残念ながら二人の男性に全く魅力を感じず読了。
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    投稿日:2023.02.13

  • inossh

    inossh

    このレビューはネタバレを含みます

    高等遊民のような久坂とその友人の田口の女性をめぐる物語。はじめて林真理子の小説を読んだのは1984年だった、友人の下宿でみつけた本をその場で読了したが、すごくおもしろかった。確か「星に願いを」だったか。
    本作は、だらだらと情事の話が続いていて、なんだろうね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.03.27

  • うにみ

    うにみ

    林真理子の現代版源氏物語!
    林真理子のこれまでの人生経験や作品で得たものが、存分に生かされ凝縮された一冊だと感じました。

    上流階級の世界の習わしや、情景が浮かぶようなホテル・レストラン・街並みの描写は流石林真理子。
    ご本人のお付き合いや、ご経験を存分に活かしているなぁと感服。ただの派手好きではなく、遊びの経験をこうやって仕事にきちんと活かしているのが林真理子の凄いところだと思う。
    また、書き分けの難しそうな中年のおじさん二人を見事に描き切ったのもすごい。
    特に二人の女性観の書き分けは秀逸で、初対面でファンリンの年齢を田口が全く見抜けなかったのに対して、久坂が写真を見ただけで見抜いていたのは二人の女性経験の差がよく分かって上手かった。

    その他にも、経済、漢文、伝統芸能、茶道、外国語、中国文化などの知識も豊富に散りばめられており、林真理子の教養と調査力の高さが伺えた。

    何より今なおバリバリとこんなに意欲的な作を描き続けるのが本当にすごい。
    色々な意味でパワーを貰える一冊。
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    投稿日:2021.03.08

  • ぺろ

    ぺろ

    林真理子らしい作品だなあ。この人ってこういう世界に生きたいんだろうなって、いつも思う。というか、もはやこういう世界に生きている方なのでしょうが。

    投稿日:2021.02.18

  • jitan

    jitan

    内容(「BOOK」データベースより)
    大手医薬品メーカー九代目、久坂隆之は53歳。副会長という役職と途方もない額の資産を与えられた素性正しい大金持ちで、シンガポールと東京を行き来し、偏愛する古今東西の書物を愛でるように女と情事を重ねる。スタンフォード留学中に知り合った友人、田口靖彦は老舗製糖会社の三男。子会社社長という飼い殺しの身が、急逝した妻の莫大な遺産により一変。家の軛から自由になるために、女からの愛を求め、京都で運命の出逢いを果たす。時代の波に流されず、優雅で退嬰的な人生をたゆたう男たちが辿り着いたのは―。続きを読む

    投稿日:2020.12.25

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