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小保方晴子 / 単行本 (29件のレビュー)
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総合評価:
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sumi
小保方さんが2014年12月に理研を退職してから650日にわたる日々の日記で、巻末には瀬戸内寂聴さんとの対談も掲載されています。 一連のSTAP細胞騒動の後で、彼女が鬱やPTSDなどの症状に苦しみなが…ら、どのように生き延びたかが赤裸々に綴られています。 なので、STAP細胞は本当に存在するのか知りたいと期待して本書を手に取ると、その答えは得られない気がします。 私にはSTAP細胞について真偽は解りませんが、1人の人をここまで追い詰めてしまう様々な圧力に恐怖を感じました。続きを読む
投稿日:2022.12.13
アツ
終わってるなー どこまでも 自分を悲劇のヒロインに仕立てたいという そんな見栄と狡さに凝り固まっているなと感じながら読んだ STAP細胞論文で捏造、改ざんで理化学研究所を退職した2014年末からの日記… 確かに、実験記録を全然ノートにまともな記録か何もなかったという調査委員会からの報告に納得できるような日記だ続きを読む
投稿日:2022.10.28
ごとたい
とても強い方で、どんなに落ち込んでも最後には復活する。力の源となったのは今までの仕事のやりがいであると感じた。何か1つ、とてつもなく好きなことがあると、それを失ったとしても、強く生きようとする信念が手…に入るのかもしれない。また、周りの人に救われたということも大きいと感じた。親友さんや、瀬戸内寂聴先生、海外の研究者など。やっぱり人間は一人では生きていけない。続きを読む
投稿日:2021.02.28
tailsoup
このレビューはネタバレを含みます
小保方さんの「あの日」を読んだ後に彼女の本があれば読みたいと思っていてこの本を見付け読み始めた。 小説と言うより日記といった方がいいか?「あの日」を書き上げた時期の前後の時期の彼女の心の動きやその苦難の日々を彼女がこころの叫びとして書き綴ったエッセイであり日記だと思う。 あまりに理不尽な信頼していた教授や勤め先から受け続ける仕打ち、信じていた人たちの裏切り、あまりにも理不尽なメディアの仕打ちやストーリーを作った報道。人権無視も甚だしい学位取り消しありきの審査を進めた母校早稲田からの仕打ち。 その毎日を克明に記した日記には、この苦難を乗り越えるための苦行のような毎日が書き綴られている。 この本や「あの日」を書くためにフォローしてくれた編集者や寄り添ってくれた家族や親友。その中にも裏切ったり去って行った友や上司、体調不良を支えてくれた精神科医や法的に支えてくれた弁護士など、こころがこれでもかと言うほど打ちのめされながら必死で駆け抜けたあの事件の前後が克明に時系列(日記)という形で書き上げられてる。 瀬戸内寂聴さんとの出会いで心や弱った自分を支えてもらった事など、本当にこれで病気にならない方がおかしいだろうというような日々を乗り切ってこの本まで書いた彼女を褒めてあげたい。 彼女に研究という生きがいをまた取り戻せるのであればぜひその世界に戻して上げたいと思うが、ここまで日本のこの世界で叩かれたのでは難しい事だろう。 何がどこで狂ったのか?世界的な研究がどこでこんなおかしな事になったのか?元共同研究者であった若山教授のおかしな立ち回りはどう考えても許すことが出来ない。彼さえまともな対応や真実を隠さず話していればここまでおかしな事にならなかったのではないかと思う。 小保方さんがこれから何を書くのか、何をされてこれからの人生を生きて行かれるのか分からないが、これだけの逆境を生き抜いたのだからきっとこれから新しい人生を手に入れてもらいたいと願う。 出来ればまた新しい著書にも出会いたいと思う。
投稿日:2020.05.08
dokusyokajun
今は何処で何をされているのでしょう? 自分だったらとっくに命をたっていただろうと思うような日々を耐え抜かれた彼女。 幸せでありますよう。
投稿日:2020.04.22
yoshinar
さわやかな自分の好きな色味の空色のカバーに引かれ手に取り読んでみた。判官びいきでそれでいながら素直な自分としては、この本を読む前もだけど読んでもやっぱり小保方さんが悪いとは思えず、被害者や犠牲者に思え…てならない。そもそも彼女が仮にSTAP細胞に関して真実でないことを言っていたとしても、あそこまで(一度はもち上げておいて)堕とすようなことは人権や尊厳の観点からもどうかと思う。彼女は昨日までとは態度を一変させる人と数多く会ったことだろう。そして本当に親身に寄り添ってくれるわずかな人を知ったことだろう。 確かにこの本を読むと、小保方さんって例えば「死ぬ」を「息絶える」と書いてしまうような若干装飾過多というか演出過多のようなところがあって、それが非難される一因にもなりかねないとは思うんだけど、だからといって一時期の騒動は異常だし核心がうまーく煙に巻かれて小保方さんばかりが多くのものを失ってしまったと思う。 この本を読んで感じる第一は、多くの人が努力や検証をしないまま彼女を非難したことか、それに対して彼女がどれだけ徒労をいとわず向き合おうとしたことか。非難は配慮なく、それに衰弱し悩まされる日々が長く続いたこともよくわかる。 でも彼女は、理系の研究をしてきた習いかもしれないけどけっこう客観的に日記を書いているんだよね。そこが非難する人たちにはまた面白くないのだろうけど、ある種の強さだと思う。いまだに取りざたされることがあるけど、彼女が好きな研究ができるようになり、できることならかつてお気楽に非難した人たちの鼻を明かすようなことがあればいいのになあ。続きを読む
投稿日:2020.01.05
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