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滝口悠生 / 新潮社 (52件のレビュー)
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カヌレ
このレビューはネタバレを含みます
映画『花束みたいな恋をした』で有村架純がこの本を読み終わった後のうっとりした満足気な様子が印象的で、読んだ後にそんな余韻に浸れる本とは素敵だな。どういうストーリーなんだろうととても興味が湧いて読んでみた。 ところが、私の読後感は有村架純みたいに余韻に浸るどころか、まったく話の内容が響かず、主人公の男が行なっていることがキモすぎて何が素敵な話か全くわからなかった。風景の描写なども細かいけど、想像しにくく、途中に出てくる話も妄想なんだか誰の話なのかわからないストーリーもあり、最後の方のずぶ濡れでスタバに行ったあたりの話は一体なに!? タイトルの茄子の輝きっていったいどういうことだろう?と興味を惹かれたけど、そのエピソードもちょっとがっかりだった。何かの比喩かと思ったけど、ほんとに茄子が輝いてただけ、、、
投稿日:2024.04.23
田舎っ子
改行がないので読みにくさを感じる人は多くいると思うが、私はこれが好み。滝口悠生のワールド感を感じられる。妻と別れた男性がどう生きてきて何を感じて、元妻の記憶の在り方等を淡々と描き綴られている。個人的に…は市瀬さんと緒乃さんのあの先がどうなるのか?が興味深い。続きを読む
投稿日:2024.03.27
のっぴ
映画「花束みたいな恋をした」で表紙を見てなんとなく気になり図書館で借りてみる。34歳の市瀬。離婚したかつてのパートナーを忘れることができないけれど、顔についてはアルバムの写真でしか思い出せない…。そん…な男が主人公の連作集みたいなもの。ゆるーいカルタ企画という職場での出来事、職場のかわいい後輩、終電を逃してしまい家に泊めてあげた女性などが、一つ一つの短編に書かれる。後輩の二の腕や茄子の輝きなど細かな描写がやけにリアルに感じた。続きを読む
投稿日:2024.01.10
mishuranman
うーん。読んじゃったけど。こういう感じなんだろうなあ。でもねえ。離婚したお連れ合いの気分が何となくわかるような気になるのがなんだかなあ。 相性の問題かどうか。うーん。
投稿日:2023.10.07
723
全部お前の話かよ!だらだら進むから短編かと思ったら え、花束みたいな恋をしたに出てたのか 「会社で働いている時みたいに、いろんなリスクとか、効率とかを考えて、間違えないように進む道を決めるよりも、自分の毎日を生きるのは自分しかいない、自分たちの毎日は自分たちだけのものなのだから、そのなかで生まれた意志を、それがたとえ馬鹿げていて危険も、生まれた以上は大事にしたい」 なるほど 最後まで読んだ わかんねえて! もう少し前だったらこの本かなり共感したと思う 暇すぎて昔出会った人のこと未練がましくずっと考え続けたり、ちょっと出会っただけの異性を貴重なものとして依存したり、1日の中で見かけた人のことずっと考えちゃったり、見かけた取るに足らないものを忘れちゃいけないような気がしたり ぜーんぶ人生暇すぎて 誰かの言葉を求めてすがるようにしてた頃、手に取る本とか行った場所に運命的な、読んだ意味行った意味をとにかく求めていた頃、何にでも意味を持たせていた頃と今とずいぶん変わったなと思う 暇じゃないわけじゃないけど 大人にはなってないけど若かったのかもな〜だし多少歳をとったせいなのかなあ 昔聞いた曲が昔ほど響かない やっぱり心が弱ってる時期はある意味感性が豊かになってるんだよなあ うーんいいのか悪いのか、しんどかったからいい訳ないんだけど
投稿日:2023.09.27
きゃろらいな
自分の過去についてゆったりと回想するお話。とりとめもない思考がつらつらと描かれている。人の脳内を覗けるこういう感じのお話は結構好き。嫌な登場人物が出てこない。離婚や会社の倒産や決して明るくないイベントを経験しながらも、市瀬の記憶は人々の明るさと共に思い出される。彼はきっと大丈夫なんだろうなと思う。
投稿日:2023.09.24
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