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こうの史代, 蒔田陽平 / 双葉社ジュニア文庫 (8件のレビュー)
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フラビオ
2024年3月20日読了。映画『この世界の片隅に』の小中学生向けノベライズ本。ノベライズ本をたまに読むことがあるけれど、「映画からビジュアル・スピード感・わかりやすさを低減してただテンポ悪くしただけ」…みたいな本が多く、かといって「小説独自の解釈」を入れられても映画と同じストーリーを求める読者には刺さらないし(あえて挑戦した成功例は色々あると思うが)難しいものだよなあ…。本作の場合は原作がこうの史代の漫画なので、原作の小エピソードを取り込んで映画と原作のいいとこどり、とする手もあったとは思うが、普通。まあ映画をもう一度見ようとすると準備も時間もかかるし、あのお話を気軽にぱらぱら読んで再体験できるのはありがたいものだが。続きを読む
投稿日:2024.03.20
さっく
小学6年~中学生くらい向け。 原作の漫画は読んだことない。 勝手に、「それほど悲しくない話」と思い込んでいたので、割と切なくなった。 戦時下でも、普通に生きている人たちの話ではあるのだけど、晴美さ…んが死んでからは、ずどんと暗くなる。 各章のタイトルが日付なのも、「あぁ、8月が来てしまう・・・」という気持ちを強くする。 それでもなお、現状を受け入れながら生きていきそうな最後でほっとした。続きを読む
投稿日:2021.01.05
hosinotuki
少しゆっくりだけど,あまりにも優しいすず.生きにくいだろうこの世界,特に戦争の真っ只中でけなげに懸命にただ生きて行く姿が,一種神々しい感じがした.丁寧に日々の出来事を綴っていくその端々に,戦争の悲惨さ…が溢れ出ていて,たくさんの人に読んでもらいたいと思った.こうのさんの原作も読みたいです.続きを読む
投稿日:2018.09.09
amiami0707
戦争と毎日の生活は同時にあるんだということを改めて感じた。 すずざんの住んでいた江波に子供の頃住んでいた。大潮の日に草津まで海から行けることはしらなかった。 原爆の話はたくさん知ってる。小学校の先生に…はケロイドのあるひともいた。 戦争はいやだ。どんな理由があってもいやだ。 普通の暮らしが大切だ思う。続きを読む
投稿日:2017.03.28
オパール
ほんわかした文体で、でもやっぱり戦時中の話なんよね。 広島だから、尚更・・・なんで戦争なんかあったんだろう。 晴美を失った悲しみがさらに苦しい。 すずと周作がいい。
投稿日:2017.03.27
愛
戦争が題材の話であるにもかかわらず、全体をとおして悲壮感があまりなく、主人公すずのおっとりとした、間抜けな性格のせいか、ほんわかとした空気でお話が進んでいきます。童話を読んでいるような感じです。不思議…なことに笑いの描写が多いのです。哲の「お前だけは最後までこの世界で普通でまともでおってくれ…」この言葉が印象的でした。時勢が混沌とした苦しい嫌なときですが、前向きにと気負ってるわけではなく、正直に誠実に一生懸命に日常を生きているすずや家族やご近所さんたち。読んでいて不思議と生きることへの安心感を感じました。続きを読む
投稿日:2017.02.27
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