【感想】上野池之端 鱗や繁盛記

西條奈加 / 新潮文庫
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • ぴちくら

    ぴちくら

    働き者の娘が寂れた料理屋を大きくしていく話かなと思っていたら、なかなか血生臭い話が出てきたりと最後まで面白く読んだ。

    投稿日:2024.04.05

  • きなこ黒蜜

    きなこ黒蜜

    江戸の料理屋に奉公に来た少女、お末が主人公。ミステリー仕立ての人情もので、読みやすかった。ほっこりというよりは切ない話だけど、読後感は良い。

    投稿日:2024.01.19

  • oooba3

    oooba3

    一流の料理屋を目指す若旦那とお末。だが、その裏には、悲しい復讐劇が。

    騙されて、田舎から江戸の料理屋、「鱗や」に連れてこられた少女、お末。
    だが、そこは、料理屋とは名ばかりの、曖昧宿のようなものだった。

    主や女将、中居たちから、怒鳴られ、こき使われる日々。

    そんな中、若旦那の八十八朗だけは、優しく接してくれる。
    彼は、店を一流の料理屋にしたいという夢を、お末に語ってくれるのだ。

    お末は、八十八朗の気持ちが嬉しく、彼の力になりたいと、心を明るくする。

    話が進むにつれ、「鱗や」は、かつて名店であったことが分かってくる。

    一流の名店が、なぜ、こんな料理屋に…。
    その裏には、悲しい物語が、そして、それは、復讐劇へと発展していく。

    明るいゴールが想像できそうな、単なるお店再生物語、少女の成長物語ではなく、
    人の闇がちらほら顔を出して、結構、読み応えがあるものになっている。

    主人公とはいえ、お末が、決して出しゃばらず、
    それでいて、最後まで明るく、八十八朗を支えようとする態度が好ましい。

    さらに、意地が悪かった中居たち、そして板前の軍平らが、徐々に、
    団結していく姿も気持ちよい。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.04

  • 太郎

    太郎

    たまたま手にして読み始めましたが、面白く、あっという間に読み終えました。江戸時代の上野にある落ちぶれた料亭が舞台、主人公はひょんなキッカケでそこに駆り出され働く13歳の女の子、ということで、その子のドタバタサクセスストーリー的な短編系かと思いきや、本筋はしっかりミステリー作品です。主人公お末も可愛らしく応援したくなります。ほっこりするシーンや当時の料理の話しもあったり色々楽しめた1冊でした。続きを読む

    投稿日:2023.08.28

  • なつく

    なつく

    このレビューはネタバレを含みます

    面白かった。
    最初、若旦那が出来すぎてて、絶対何かあるやろーと思って読んでたんだけど、その通りだった。展開までは読めなかったけど。
    軍平が引退しちゃったのは残念だったけど、お末と若旦那の未来に幸あれ!と思わずにはいられないラストでした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.12.21

  • ふち

    ふち

    奉公に出た少女・お末と奉公先の若旦那が、傾いた料理茶屋を再建する話と思ったら、とんでもないミステリーで、予想外の展開、結末でした。時代小説、料理モノと言えば、シリーズ化されそうですが、一巻で完結です。

    投稿日:2022.09.16

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