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長岡弘樹 / 徳間文庫 (4件のレビュー)
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はるぽんぽん
短編集。さまざまな状況があり、それぞれの心情があり、解決になるほどという納得感がある。 面白かった。
投稿日:2022.05.14
tomo
短編集。「波形の声」、「宿敵」、「わけありの街」、「暗闇の蚊(モスキート)」、「黒白の暦」、「準備室」、「ハガニアの霧」の7編。 どの作品にも謎があり、最後にはそれが解明されるのだけれど、謎自体より…もそこに至るまでのストーリーが面白いかな。 「波形の声」と「黒白の暦」はトリックがこの辺だろうなと少しわかってしまいながら読んだけれど、それでも先が気になるので楽しんで読めた。 「わけありの街」はあまりぴんと来なかった。なぜ日記が入ってくるのかよくわからなかったし。 「黒白の暦」、動機の部分でちょっと現実味がないように思ったけどどうかな。当事者になったらそうしようって思うんだろうか。 「ハガニアの霧」が一番よかった。続きを読む
投稿日:2021.08.14
iyoharuka13
人間の心の奥に燻る悪意をテーマに、技巧トリックを駆使したミステリー短編集。 トリックに溺れてしまって、人間ドラマ部分が弱いという印象が残る。登場人物に個性が感じられなかった。女性や子供の描き方が単一的…で、全員同じイメージになる。それも作者の持ち味と言えばそうなんだけど。続きを読む
投稿日:2017.06.22
バス好きな読書虫
7篇を収録した短編集。この作家さんとの出会いは「教場」すごく淡々と、時には冷たいと感じるような文体が特徴的。大きな事件ではなく、日常の身近な事件を扱うことも多く、この作品の7篇もほぼ「日常もの」。どの…作品をとっても、短編なのに、必ずミスリードされ、最後に思わぬ事件の真相が描かれる。それでも、短編によくありがちなバタバタした展開もなく、本当にこの作家さんの凄さを感じる1冊。「傍聞き」など、短編なら、今一押しの作家さん!と思えるぐらい良かった。続きを読む
投稿日:2017.02.26
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