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瀬戸内寂聴, 瀬戸内晴美 / 新潮文庫 (13件のレビュー)
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ひとこ
2019/05/21読了 アメトーク読書芸人で、光浦さんが紹介していて 面白そうだから読んでみました。 私は瀬戸内寂聴さんというと、よぼよぼのおばあさまというイメージがとても強いのだけど、30年…前、平成元年頃はどんな立ち位置の人だったのだろう。 その時代背景を見ると、また違う印象を持つのだろう。 出家前と後で、手紙のやり取りをするという体なのはもちろん 面白い試みだけど、根の部分が出家により変化する、というものではなく。 赤裸々な語りで、人付き合いや性についての見解で論議する、というのも、多角面から見る「性」の奥深さを追求しているようで、面白い。 僧侶 という立場だと、どうかなと思う部分はあるけど 性を重んじる女性としては、読んでおいて損はないでしょう。続きを読む
投稿日:2019.05.31
tamao41
光浦靖子推薦。上品な中学生のエロ話のような好奇心に溢れた性の話が展開しているのだろうか。ブッダの話まで引用されているそう。
投稿日:2018.10.23
橘
以前、アメトークで光浦靖子さんがオススメしていて興味を持っていた一冊です。瀬戸内晴美さんと瀬戸内寂聴さんのお手紙でのやりとり、性愛に関することがほとんどだったのに下品にならなくて面白かったです。テレビ…で拝見してた通り、チャーミング。登場する文豪やデヴィ夫人のエピソードも面白く読みました。男性にせよ女性にせよ、人はいつまでも性からは逃れられないのかな。エロ話もあっけらかんと明るかったです。「夏の終り」と「花芯」しか読んでいないので多分晴美さんの方の作品しか手にしてないと思うので、寂聴さんのお話も読みたいです。続きを読む
投稿日:2017.11.04
おこめ
瀬戸内寂聴さんと晴美さんの往復書簡形式なのだけど、内容は一言で言えば「エロ話」。寂聴さんの知識、豊富な経験、美しい文章とユーモアによってとても上品な仕上がりなのだけど、エロ話。とても面白かった。
投稿日:2015.11.29
★RHYE★
アメトーークの中で、光浦さんが紹介されてて興味を持った本。 出家前の作家・晴美と、出家後の尼僧・寂聴の往復書簡(と言っても同一人物な訳ですが)の形をとって、著者のこれまでの人生で出会った「性の話」をざ…っくばらんに展開する作品。すごい。何がすごいって、 ①20年以上前に雑誌で連載されていた作品らしいけど、文章も言葉も、古臭さなんて全然感じさせなくてびっくりした。 ②性について、すごくあけっぴろげに書いているけど(様々な人のことも!)厭らしさや官能的な感じは一切ない、さっぱりした作品になっててびっくりした。 おそらく、ご本人の性格によるところが大きいと思うのだけど、それにしても、誰にでもできる芸当ではないなぁ。すごい。そして何よりも、言葉がとても日本語らしくて、とっても嬉しい。他の作品、読んでみたいと思う! 「性」だからと敬遠したら、もったいない。是非読んでみてほしい1冊です。光浦さんありがとう! -- もし私が天性好色で淫乱の気があれば、五十一歳で、ああはすっぱり出家は出来なかったでしょう。しかし文学少女の姉の傍らで私も読書家でした。性に目覚める環境が情緒的に豊かな十歳の頃には、世界の淫書に読みふけり神秘的なエロスの領域に踏み込んでいたわけです…。あれから幾星霜「生きた、愛した」自らの性体験、見聞を飾らず隠さずユーモラスに大胆に刺激的に語り合う。続きを読む
投稿日:2014.11.20
こうちゃん
「十代や二十代の女の性なんて(略)味もそっ気もないが、(略)自分の舌が肥えるのもまさに四十代、食べられて美味しくなるのも四十代と断言していい」性の深い道理を感じる。プラトニックな愛に関しても深くさとさ…れた。続きを読む
投稿日:2014.06.30
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