【感想】腰痛放浪記 椅子がこわい

夏樹静子 / 新潮文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • mamimina

    mamimina

    センパイに勧められたのだが、言われたとおり置くこと能わずグイグイ一気読みさせる筆力! 夏樹氏本人の3年にわたる謎の腰痛との闘病記だが、西洋東洋医学と除霊系まであらゆる治療を試しても悪化していく痛みと恐怖と絶望の描写の凄さ。そして、本当の原因がわかり、それを受け入れていくまでの変化。大長編を読んだ気分。
    私自身も走り続ける性格であり、自分の感覚ばかり信じるきらいがあるので大いに反省しつつ、10年も治らぬ肩の痛みももしかして…と思ってみるのである。
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    投稿日:2023.09.09

  • ゆきんこねこ

    ゆきんこねこ

    このレビューはネタバレを含みます

    Audibleで聞きました。私自身、腰痛で悩んでいたので、夏樹静子のご自身の腰痛体験を治すためにあらゆる方法を試される過程、最終的には、心身症と闘う入院生活の描写が面白くて一気に聴き入ってしまいました。まずは、今通っているカイロプラクティックを丁寧に続けたいなと思います。

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    投稿日:2023.01.29

  • okgoforward

    okgoforward

    夏樹静子自身の経験、自覚もない長年の心への負荷から、多様な体の症状を発症、原因にたどり着くまで、ありとあらゆる試行錯誤と赤裸々な心の声を丁寧に記録した闘病記。心身症という状態がありうることに目から鱗。

    投稿日:2022.08.18

  • 1692747番目の読書家

    1692747番目の読書家

    ミステリー作家が語る実体験。心因性の腰痛ということで、その治療を通して深層心理と向き合うところは推理小説のよう。ただ、理解できない描写も多くこの評価。

    投稿日:2022.05.10

  • オリゴトウ

    オリゴトウ

    腰痛の描写が恐ろしい。
    痛みが読み手にも伝染しそうなほど。
    たまたま自分の腰痛の調子が悪いタイミングだったので痛みが増しそうで読み進めるのが怖かった。
    8合目ほどまではひらすら著者が腰痛に苦しむ描写ばかりで何を試しても良くなる兆しもなく、このまま終わってしまうのではないかと思った。
    担当医にあたる描写などもあけすけに書かれているが、それほど痛みが辛く酷いものだったのだろう。
    よく耐えたものだなと思う。
    著者は様々な支えがあったから乗り越えられたものの、もしもこれが孤独な人間だったら…と思うとゾッとする。
    心の負荷がこれほどまで身体へ直結するものだとは知らなかった。
    本質とは逸れるが、複雑な感情や高度な知能なんて持たない方が人間は幸せだったのではないだろうか。
    心身症やうつなどはそれらの副産物だとしか思えない。
    こんなリスクを抱えるくらいならもっと単純な別の生き物でいたかったと思ってしまった。
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    投稿日:2022.02.28

  • rosymidlife

    rosymidlife

    病気に対峙することで自分を知ることができた、ということなのでしょうが、自意識強めの文章がちょっと鼻につく。

    投稿日:2020.10.31

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