【感想】いま、公明党が考えていること

佐藤優, 山口那津男 / 潮出版社
(5件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • MS

    MS

    立党精神「大衆とともに」の捉え方
    自民党は「国民」と呼ぶが、日本国籍を持たない在日外国人や無国籍者への排除が思想の根底にある。

    現実に今ともに暮らす「大衆」という言葉を使っていることで、グローバル化を見越している鋭き洞察力と、誰も置き去りにしない思想性が感じられる立党精神だと気付かされる。

    公明党は、自民党が掲げる「憲法改正」のような最終ゴールを設けていない。現代の価値観に合わせ、困っている声を政治に反映させる。流動する政策立案こそ公明党らしさ。「大衆とともに」と動き続けることが究極のゴール。
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    投稿日:2021.02.09

  • ぐら

    ぐら

    佐藤優氏と山口公明党代表の対談。タイトルの通り、各種政策についての党の考え方が語られている。党の考え方の紹介のために出版されているものであるとの前提で読む必要はあろうが、党の目指すところがわかりやすく書かれている。続きを読む

    投稿日:2018.03.19

  • Coji

    Coji

    佐藤優と公明党・山口那津男代表の対談。公明党と創価学会との関係性、自公体制における公明党の役割を冷静な目で見つめ直す事が出来た。国民ではなく、大衆と共にという言葉の意味合いは深い。メモ。
    1.自分の力を他者のために生かしたい。どこまで行っても人は大衆と共に生きるのだ。
    2.イスラム教であれどんな宗教を信じる人であれどういう文化を持つ人であれ、人間一人ひとりに光を当てた人間の安全保障のそ重要です。誰もが教育を受け平和な社会で暮らし、行きがいを持って仕事が出来る環境を整えていく。これこそ政治の大事な役割です。
    3.財務省に編集権を与えるのではなく民衆に編集権を取り戻す。これが公明党流の政治的アプローチなのです。
    4.大衆を区別しない。大衆を差別しない。これが公明党の発想であり、公明党ならではのモノの見方。
    5.財源に対する公明党の考え方の根底には人間に対する楽観主義があります。人間は労働によって自分一人が食べていける以上の価値を生み出せる。労働によって価値創造できる。その価値創造の集積が日本全体の成長につながる。こういう楽観主義です。
    6.公明党は全ての国会議員を漏れなく被災地毎に担当を分担させています。
    7.公明党は世俗政党、自民党は宗教政党。公明党は理詰めの議論を大切にするし意見の異なる人と話をするときにもケンカになりません。
    8.安倍総理は集団的自衛権の議論をするにあたりホルムズ海峡の通航路を守り掃海艇を派遣して機雷を除去する例を挙げてきた。山口代表はそこにあえて踏み込み、外務大臣と総理大臣から紛争中に中東まで出て行くなど現実的にありえない言質を取った。
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    投稿日:2016.10.25

  • 本人

    本人

    勉強になった。公明党が政権のブレーキ役をしっかり果たしていることがわかる。現実的な政策を行っている。

    投稿日:2016.05.31

  • ぐーぐーがんも

    ぐーぐーがんも

    このレビューはネタバレを含みます

    公明党の政策理念、行動理念がよく分かりました。頭脳明晰な人同士の対談は、理路整然としていて分かりやすいです。「なっちゃん」こと山口氏とは昔一度会って話したことがありますが、東大卒の弁護士ながらエリート臭を感じさせない、物腰柔らかな人でした。

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    投稿日:2016.05.09

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