0
ゲーテ, 高橋健二 / 新潮文庫 (77件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
めろんぱんだ
約230年程前も今も私生活や生きている中での行動、悩みや思うことは、いつの時代も変わらないと思った。 ゲーテがある行動に対して深く考察し、深く考えたような格言が並んでおり、今を生きる私達に深みを与えて…くれるような言葉が多かった。 難しいように思う格言もあったが、なるほど、と思えるような言葉も多く、心に刻んでおきたい一冊だった。続きを読む
投稿日:2024.05.09
セルガン
エレカシ宮本がゲーテが好きだということで、ゲーテを知ろうと思い格言集を手に取った。 格言はコンテクストがないため、自分の想像でその意味を考えることができるのは一長一短か。 格言集は一気に読むもので…はないと思う。 たまに手に取って良かった言葉に出会えたら、それでいいではないか。 スピードワゴン小沢は寺山修司の『ポケットに名言を』を毎朝適当に開いて、出会った言葉に胸に閉まって1日を過ごしていたらしい。 それを真似したい。 「世の中では、人間を知るということでなく、現在目の前にいる人より利口であるということの方が関心事である。年の市や露天商人がそれを証拠立てている。」 これが今回読んで好きになった格言だ。 私は人に関する普遍的な事実を知ることよりも、周囲の人と仲良くなることを取ってしまう。 周りの人が気になってしまうのは、人間全般に言える性かもしれん。続きを読む
投稿日:2022.05.30
0p
最近ショーペンハウアーの本を読み、ゲーテの引用が多くあることに気がついた。調べてみるとショーペンハウアーはゲーテとの出会いに「生涯で最も幸福だった出来事」の一つとして数えているらしい。 相当親しい友好…関係を築いていたのだろう、数多く引用があったことから考えが似ているのだろうと思い読んでみた。 この本はゲーテの思想を手軽に知れる本。深く知りたい方には物足りないが初心者にはお勧めだ。 内容は各テーマごとに短い文や詩が記されており、短い文ながら的を得たものが多くある。中には理解し難いものもあるが、そういったものは気にせず読み飛ばして良いと思う。 難解なものは後にもう一度読み返した時理解できれば良い。それより重要なのは収録された文で気になるものがあれば、それについて理解するまで深く考えることでは無いだろうか。 続きを読む
投稿日:2022.03.29
maya
「言え、どうしたらスズメを追い払えるかを」と園丁が言った。「それに、毛虫や、さらにカブト虫の族や、モグラや、ノミトビヨロイ虫や、黄バチや、ウジ虫や、これら悪魔の子を?」―― 「そのままにしておけ。そう…すれば、たがいに食いつくし合う。」 上手い例えに関心しました。続きを読む
投稿日:2021.08.06
アヴェマリア
・人間が、かつてできたことを今でもできると考えるのは、きわめて自然である。未だかつてできなかったことを、できると思う人があるのは、いかにもおかしいが、珍しいことではない。 ・人間がほんとに悪くなると…、人を傷つけて喜ぶこと以外に興味を持たなくなる。 ・誤りも、われわれが若いうちは、きわめて結構だ。ただそれを年をとるまで引きずって行ってはならない。 ・人間は、宗教的である間だけ、文学と芸術において生産的である。 ・「人間の持つものの中で、自分自身に基礎をおかぬ力ほど不安定で、はかないものはない。」 ・生活はすべて次の二つから成立っている。したいけれど、できない。できるけれど、したくない。 ・どんな場合にも口論なんぞする気になるな。賢い人でも無知なものと争うと、無知に陥ってしまう。続きを読む
投稿日:2021.04.11
千
私の人生が積み木だとしたら、1番下の土台になるようなそんな本。 宇多田ヒカルの好きな本に掲載されてたのを観て読んでみた。 心がスパーッとひらけるような、まっさらになるような、またスタートしたいと思…えるような… 激しく感情に揺さぶられて、自分が自分じゃなくなった時にまた読みたい。 覚えておきたい文章はたくさんあるのだが… 浸透するものがちゃんと心にある。続きを読む
投稿日:2021.02.04
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。