【感想】記憶力の脳科学

柿木隆介 / 大和書房
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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5
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ブクログレビュー

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  • こー

    こー

    海馬は、新しいことを覚えたことを処理し
    側頭葉に送る
    側頭葉で記憶は、貯蔵される

    長期記憶にするために必要なことは
    反復性、印象、体験

    投稿日:2019.09.23

  • めつ

    めつ

    読みやすい。
    不用意な断定も少なく、フラットに読める。さすが学者です。

    「こうしたら記憶力が良くなる!」といったオカルト的なものではなく、
    どちらかというとそういった誤認をアンラーニング出来る本です

    ※アルコールを摂取すると、まず抑制機能である前頭葉が麻痺する。
    ここで抑えられれば、飲みニケーションは円滑なんですけどねぇ。
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    投稿日:2019.06.23

  • kikinana2

    kikinana2

    脳科学をわかりやすく解説してくれている本。かなりやさしく書いてくれているが、シナプスとか海馬とか多少の専門用語は飛び交うし、それくらい覚えようよと思うのですが、いまだに脳の中の位置とか役目とか覚えられないです。
    記憶力について詳しく解説してくれていて、暗記の効率的な方法も教えてくれています。人は顔の印象をかなり強く受けるそうで、だから木とか生き物でないものもつい顔に見えちゃった利するらしい。
    脳の不思議はまだまだ解明されていないことも多いけど、知れば知るほど不思議だね。
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    投稿日:2017.04.18

  • ndoi

    ndoi

    記憶は、試験など何かのためにアウトプットすることが目的であり、その目的に最良のインプット方法を考える必要がある。
    言葉やイメージを活用する方法があるが、どちらが適しているかは、覚えるもの、個人の向き不向き、などにより自分で試してみて見つけていく。本をたくさん読んできた人は、読書のスピード、内容の理解が速く、言葉で覚えるのを得意とする傾向がある。自分に向いているか否かの大きな目安は、その方法をしている時に楽しいか、無理をしていないか、リラックスできるか、で評価できる。
    記憶には、長期記憶と短期記憶がある。理想的な勉強法は、毎日コツコツと、そして何度もくり返して覚える癖をつけ、長期記憶として定着させるとともに、試験直前には猛烈に知識を詰め込み、短期記憶を活用する。覚え方としては、歴史上の人物など、比較的覚えやすいものはひたすら詰め込む方法でよいが、年号など覚えにくいものは、何かに関連づけて覚えた方がよい。
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    投稿日:2016.03.29

  • sekiseki

    sekiseki

    悪くはない。特に、エセ脳科学者とか、そういうのに騙されないで!って書いているのもいいし、分かんない部分はわかんない、とはっきり言っているところもいい。

    しかし!2015年の出版本にしては内容がいささか降るように気がする。
    以下、あまり書き込まれていない部分:
    ・スポーツと学習の関係については、スポーツをすることが記憶に肯定的な影響を及ぼす報告がかなりあるのに、よくわかんないと言っている。
    ・睡眠と記憶に関する関係もそう。睡眠が記憶に効果的であり、また、ぼーっとするだけでもいいというのは結構実験が出ている。
    ・記憶についてのモデルが、ニューロンなどのまとまりを形成していくことにより作られるというような説明がない。
    ・著者は繰り返して学習するのが結局短期記憶を長期記憶に移すために大切だと言っているが、結局どういう繰り返し学習をすることがいいのか?まるでアドバイスがない。
    ↑もっかいチェックしたら、音読と単語カードがいいよて書いてあった。(ただし、それが何でいいのかっていう理由は、「科学的」な本にしては薄い気がする)


    うーん。もしかしたら、こういうのは著者の分野の違いによるのかもしれないし、もしかしたら、著者はもっともっと文献を読んでいて、これら僕が知っていることがつい実験によってサポートされていないということをしっているのか、あるいは、もっともっと追実験がないと認めないよ、という立場なのか。。。。(それとも、ただ単に知らないのか)。。。


    しかし、科学というものに対する態度としては悪くない本。
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    投稿日:2016.03.06

  • qingxiu

    qingxiu

    本書を読んで、わたしたちの日々の行動はいかに記憶に支えられているかを痛感した。朝起きて顔を洗ったり、出かけて家に帰ってくるまでのすべての行動は記憶に基づくものである。その記憶が一つでも失われると、わたしたちはきっと途方にくれてしまうだろう。著者によれば、覚え方のこつは、1)印象深いこと 2)重要であること 、そして3)くりかえしだという。1)は対象の問題だが、2)は自分で印象付けることである。3)は語学学習でもよく言われていることだ。1)のためには印象付けることが大切だ。それは2)とも通じる。著者によれば、記憶にはいろいろあって、技能記憶のように、一旦覚えてしまうと短期記憶が長期に変わり、忘れることのないものがある。たとえば、自転車の運転がそうだが、同じ技能でもピアノや算盤はくりかえしやらなければおとろえていく。ピアノなどはまったくできなくなる。技能記憶にはいくつか違いがあるように思う。なにかを取りに行って、その近くのものに気をとられ、なにをしに来たか忘れることがある。同時になにかをする場合こういうことはよくある。これを作業記憶とか「脳のメモ帳」とかいうようだ。年を取るとそれが顕著になる。本書の後半では認知症による記憶の喪失が扱われているが、ちょっと医学的に話に傾斜しすぎな気もする。また、著者の小自慢もちょっと気になるが、全体としては面白い本だと思う。続きを読む

    投稿日:2016.02.08

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