【感想】暇なマンガ家が「マンガの描き方本」を読んで考えた「俺がベストセラーを出せない理由」

上野顕太郎 / SPA!BOOKS
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ユウロ

    ユウロ

    こんな本初めて読みました。とっても面白かったです。漫画家であり「漫画の描き方入門本」の収集家でもある著者が、巷にあふれる「漫画の描き方本」についてひたすら考察した本です。なんと漫画の描き方本のみで250冊も所有しているそう。日本最古の漫画入門本が大正時代発行とは知らなかったです。やっぱり石ノ森章太郎先生と手塚御大の漫画入門本は最強なんですね。「もっとひとりの著者が魂を詰め込んだ漫画入門本を読みたい!」と昨今のニッチに偏った漫画入門本を嘆く著者。文章もユーモアがあり笑えるのでおススメです。続きを読む

    投稿日:2016.08.20

  • y_doka

    y_doka

    前半は消化不良。せっかくのウエケンも字ばっかりだとちょっとなあ、と思っていたけど、後半から盛り返す。
    ウエケンのマンガ愛が伝わってくる良書。

    ただ、願わくは、この内容をマンガでやってほしかったなあ。

    投稿日:2016.02.29

  • sazuka

    sazuka

    「漫画の描き方本」は大正から存在していたという。100年近い歴史を持っているのだ。そんな「漫画の描き方本」コレクターであり漫画家でもある著者による、漫画の描き方ガイド…じゃないな、漫画の歴史でももちろんない。タイトルのような考察にも明快な答えはない。暇らしいから。

    まあ、漫画の描き方の歴史、が近いかな。そういえば、もう全く忘れていたが、僕は漫画家になりたいと言っていた時期があった。物心ついたくらいの頃で、実際に作品を投稿したり同人誌を作ったりはしなかったが、一体なぜそう思ったのか。その頃に、そんなに好きな漫画があったかどうか思い出せない。もしかすると家に漫画の描き方本があったのではないか。

    漫画の描き方本は、大御所も携わっている。藤子不二雄、石ノ森章太郎、手塚治虫、さいとうたかを、つげ義春。もしかしてこの辺のものは読んだことがあるような気がするが思い出せない。本書には著者が所有する250の漫画の描き方本の表紙がずらっと並ぶが、思い出せるのは「サルでも描ける漫画教室」ぐらいだ(というかまだ持ってる)。サルまんの新装版には著者の作品が収録されているそうで、それは読んでみたい気もする。

    というわけで、昔ならいざ知らず、漫画家になる気もないし漫画評論をする気もない。けれど歴史と文化に触れたい、という点ではとても貴重な本だと感じた。ただ、250冊の漫画描き方本を持つという変態ぶりをもっとうまいこと発揮すればもっとよかったのに。なんだかもったいない。まあ、凄いけどね。

    続きを読む

    投稿日:2015.12.13

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