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ドストエフスキー, 工藤精一郎 / 新潮文庫 (18件のレビュー)
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りおん
ドストエフスキーの五大長編のひとつ。 他の四作はすでに読んだが、これが一番読みにくかった。 読みにくいというか…話の筋がよくみえないというか…話に乗りづらいというか…。 あと名前の覚えにくさも一番だ…ったかもしれない。 同じ名前の公爵が二人もいるし…。 主人公のアルカージイはまさに『未成年』というかんじで、いわゆる若気の至り的な部分が多く、読んでいて恥ずかしくなってしまうような場面も多かった。 本書は『偉大な罪人の告白である』とされているので、これから下巻でいろいろあったり、アルカージイが成長したりするのかな?と思うけど実際はどうだろう…。 実父のヴェルシーロフとの関係性もどうなるのか。 最後はエッ!?となる展開だったので下巻が楽しみ。続きを読む
投稿日:2022.11.18
masudahidehiko
なんだかよくわからないままに上巻を読み終わってしまった。ちょっと訳文が古いかんじ(仕方ないです)で語り手が”未成年”にはあまり思えない。言動とか考え方とかのこじらせたかんじはまさしく”未成年”なんだけ…ども。何の話だかよくわからないままに読ませてしまうのはさすがドストエフスキーならでは、なのか!?続きを読む
投稿日:2021.03.25
クリスマスたろう
世間は「不倫」した人に対して「正義」をふりかざして批判しているけれど、ドストエフスキーの主人公はいつだってスタートからだめなやつで、性格がわるくて、賭博したり浮気したり盗みしたり…、なんだか世間が設定…する潔白な正しさにつかれてしまったとき、いつもドストエフスキーはそういう人に誰よりもよりそってくれるなと思う。ドストエフスキーの本がこの世にあり続ける限り、私のバランスはなんとかたもって生きていけるような気がしている続きを読む
投稿日:2020.01.28
ルビー婆
まだ上巻だけなので、なんとも言えないけど、たいして面白くはない。 グダグダしてる。 ドストエフスキーはいつも前置きと時間の流れがおそーい長いが、これは次読もうと思える引っ張っていく力がなかった。私に…とって、だけど。 事件と言えば後半には出てくるけど、あぁそうだったの。…という感じで。 アルカージィ、未成年だよなぁ。なんだかイラっとくる。 最後まで読むけど、下巻は面白くなるのかしら。続きを読む
投稿日:2018.08.11
gatos
貴族出身のヴェルシーロフは平等な価値観を持った世界人でありたいという「高邁な思想」を抱く一方、女性にくらくらしてしまう弱点を抱え、出会うご婦人方に衝動的に対処。 あちらこちらでトラブルの種を捲いてしま…い、異腹の子どもたちや内縁の妻は大迷惑を被ってしまいます。 家族を不幸に突き落とす人間に人類の幸福や未来を語る資格はあるのか?続きを読む
投稿日:2018.06.14
rakko9641
まず五大長編を読破して安堵…主人公のアルカージイが同い年で若さの権化で恥ずかしくてしょうがないけど等身大の共感があって今読めてほんとに良かった、真に人間的で人道的で善良な大人になりたい、そんな若者を導…くドストエフスキーからのメッセージがたくさんあるんだろう続きを読む
投稿日:2017.02.17
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