【感想】廃墟本4 THE RUINS BOOK 4

中田薫, 中筋純 / ミリオン出版/大洋図書
(1件のレビュー)

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  • tagutti

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    このレビューはネタバレを含みます

    ≪目次≫
    はじめに   三陸のヒマワリ
    第1      縣立洲原村療養所
    第2      千歳樓
    第3      日本仲人協会本部
    第4      ホテル大宮
    第5      王子アルカディアリゾートホテル
    第6      藤原鉱山
    第7      日本弁柄工業旧本社工場
    第8      御前崎観光ホテル
    第9      白河高原スキー場
    第10     安来ハミルトンホテル
    第11     名阪健康ランド
    第12     旅館ほととぎす
    第13     新潟ロシア村
    第14     笹神ケイマンゴルフパーク
    第15     山口ニュージーランド村
    第16     竜山鉱山
    第17     富士ランドホテル
    第18     形原温泉ラドン健康センター
    第19     武蔵国天神山城
    第20     秋吉台グランドホテル
    第21     野崎島
    第22     道祖神の里
    第23     田老鉱山
    第24     湯原温泉ロープウェイ
    第25     古津苑
    第26     ホテル藤原郷
    第27     世界平和大観音
    第28     下田グランドホテル
    第29     しだかユートピア
    第30     きぬ川館本店

    ≪内容≫
    タイトルの通り、廃墟に潜入し(許可を得ているらしい)、この様子をルポおよび写真で報告したものの第4弾。
    もともと廃墟そのものに興味があったが、こうして自分が歳を重ねながら読み続けていくと、1980年代から90年代にかけての日本の異常さが浮き彫りになった気がする。ここに載ってる物件でもホテル、テーマパーク、レジャー施設は大概その時期に作られ(もしくは巨大投資を重ね)、バブルが崩壊してからは赤字を垂れ流し、耐えきれず2000年代に廃墟化した物件ばかりだ。
    日本人は、なんで箱モノばかり作り(つまりはそこに金を落とせば儲かると過信し)、性懲りもなく失敗しているのだろうか?この本を見ている限り、そこにホテルやテーマパークを作ったところで、儲かる可能性が低かったり、さらに物件を拡大する必要性もないのに投資したりしている。
    また近年こうした廃墟が、地震の口コミ影響もあって、「倒壊の危険あり」ということで、壊される運命(廃墟に限らず、先日新聞には同潤会アパートの最後の一軒が耐震に耐えられないとの理由から壊される話が載っていた)にあるらしい。一方で、不況から自治体にそれを壊す費用がないという問題もあるらしい。何か日本そのものが壊れているような…。  

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    投稿日:2012.07.02

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