【感想】NUMERATI ビッグデータの開拓者たち

スティーヴン・ベイカー, 伊藤文英 / CCCメディアハウス
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • H.Sato

    H.Sato

    このレビューはネタバレを含みます

    パターンを見つけなければならないデータには、人間のほとんど救いようのないくらく見入った生活や行動が記述されている。

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    投稿日:2019.04.22

  • yasuacky

    yasuacky

    オフィスワーカーが数値化、モデル化され、そして最適化の対象となる。業務の効率化のために、あるときは単なるコストとみなされ、そしてある時はモデル化のための数値とみなされる。個人の意思も数値化できるという前提があるのだろうか。オフィスワーカーにとって便利になる一方で悲しい未来に向かって、着実に歩みを進めている。

    昔、個人商店主がいたるところにいた。個人の嗜好を把握して適切なソリューションを提供してくれる顔なじみの店主は、最高の営業マンであり、コンシェルジュだった。彼らはコミュニケーションを豊富にとり、行動を観察していた。
    現代の我々は、コンピュータと会話をして、行動を積極的にコンピュータにインプットし続けている。数値化された我々はNumeratiの思いのままということだ。
    親切な店主の様に、我々の気持ちを汲み取ってくれれば良いのだが、今は知らず知らずのうちに押し売りされている危険もある。ネットの向こう側にいる店主は、顔が見えないどころか、人間かコンピュータかも判らないので、善人か悪人かの判断ができない。

    コンピュータが中心の世界では、自分をコンピュータに認識させなければ、存在しないも同然になる。上手く認識させれば実世界以上の存在になることも可能だ。しかし、存在を知られたくなければ、徹底的に認識されることを避けなければいけない。これは、非常に大変なことだ。

    コンピュータに何をさせ、何をさせないか。サイバー社会に住む我々は、賢く立ち振る舞うことが要求されている。
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    投稿日:2015.04.04

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