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島田荘司 / 文春文庫 (15件のレビュー)
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タッキー
龍臥亭事件で登場した犬吠里美が登場。横浜の大学に転入してきた彼女が、石岡くんに連絡を入れてきたところから始まるストーリー。すごい事件が起こるわけではない3つの短編は『進々堂珈琲』的な感じの何気ない話で…、ゆったりと落ち着いていて読めました。特に二つ目の『大根奇聞』は江戸時代の鹿児島を襲った大飢饉にまつわる話。飢えに苦しむ人を救うため、打ち首覚悟で大根を盗んだのに何故かそれが発覚しなかったという何でもない謎を御手洗が鮮やかに解決!シンプルすぎて脱帽!続きを読む
投稿日:2021.07.24
shihoshi417
このレビューはネタバレを含みます
御手洗感の薄い短編だなぁ。 石岡さんがなんだか可哀想だ。 もうちょっとトリッキートリッキーしている方が好み。
投稿日:2019.01.14
との
2017/10/14 里美上京 そのまんま、上京した話 大根奇聞 ばあちゃん孫亡くして辛かろうに、今度は助けられて良かったね 灰の白と雪の白って似てるのかな?わかる人は居ない 最後のディナー 前半は大田原氏に感情移入させるための部分かと。父子で言葉が通じないのは悲劇だけど、少しでも垣間見れて良かったかな。お父さんの写真欲しがる所で震えた。
投稿日:2017.10.14
おにけん
以前読んだ「ミステリー・セラー」でこの方の短編が面白いと思ったのが動機。御手洗潔シリーズというシリーズ物の一冊らしい。この本はある事件の「後日譚」に当たる短編集。そういう位置づけなので、これまでにこのシリーズを読んだことが無くても「一冊の本」としての話は概ね理解することができたが、やっぱりシリーズの他の作品を読んでからこの作品を見た方がより楽しめたと思う。その点では失敗したなと思った。他の本を読む兼ね合いもあるが、時間を見つけてシリーズを追いかけていこうとも思う。
投稿日:2016.03.15
田辺 ふみ
島田先生の作品って、キャラが不自然に思うんだけど、それでも、魅力的。石岡君と御手洗が離れているのは寂しいなあ。
投稿日:2015.10.03
彼方
『里美上京』里美からの好意、常にうしろむきでとぼけたかんじの石岡語が和む。最後の会話の真意が掴めなくて悔しい~ 『大根奇聞』里美を介して知り合った大学教授が追いかける謎。酒匂帯刀が幼少期経験した天保の飢饉と薩摩の大根、嘉婆の人情。過去の物語の臨場感、物語性が相変わらず秀逸。 『最後のディナー』 里美に連行され通い始めたNOVAで出会った大田原老人の人となりと死について。異常に英語を苦手とする石岡先生の言動心理がすさまじくて笑える。老人と親しくなる過程の描写がゆったりとして、石岡先生の視線の暖かさが印象的。
投稿日:2015.06.08
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