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島田荘司 / 文春文庫 (10件のレビュー)
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ゆにこ
溺れる人魚、人魚兵器、耳の光る児、海と毒薬 の4編。 異国の3都市と横浜の話。 最初の3編は、なんだか知識を学ぶことの多い話だった。 海と毒薬が好きです。
投稿日:2016.09.02
sachimafi
このレビューはネタバレを含みます
ミュンヘンオリンピックの美人スイマーの転落と、精神外科のロボトミーとのミステリー作品。 本当に起こったことかのように錯覚しました。
投稿日:2015.02.04
シップ
文章の大部分がうんちくに割かれている。その点で、好き嫌いが別れる。御手洗の登場シーンも少ない。 それなりに面白いとは思うけど、心に残るほどのインパクトは無かった。
投稿日:2012.08.30
山葵
短編集。(最後の一遍を除き)ヨーロッパの各都市を舞台にしている。通して語られるテーマは「人魚」。 特に、タイトルになっている「溺れる人魚」が面白い。 ロボトミー手術について関心があったので、この本を…買ったわけだが、この「溺れる人魚」では有名なスイマーがロボトミー手術を経て、廃人のようになってしまい、ある日自殺をするのだが、「同時」に手術を施した医者が殺されているというミステリ仕立てになっている。ミステリではあるが、ロボトミー手術についても詳しく記述してあり、非常に興味深い。 作者によるあとがき・解説によると、実際にロボトミー手術に関連して有名な事件が日本であったらしく、それがモデルになっているよう。 特徴としては、「御手洗潔」シリーズといえば、もちろん御手洗さんと石岡さんが登場しなければいけないわけだが、この本では、彼らは直接登場せず、3篇を通して主人公である記者が主体となって事件にあたっている。しかし、御手洗の影をちらちらとみせるのがうまいところ。御手洗さんが直接登場しない「御手洗潔」シリーズの一つと考えてよさそうだ。続きを読む
投稿日:2012.06.23
iyoharuka13
思えば、私が島田荘司作品と出会って早くも25年が過ぎた。「占星術殺人事件」を読んだ時の衝撃や、「異邦の騎士」を読んだ時の感動は未だ忘れることが出来ない。 本作にも、「異邦の騎士」外伝のような「海と毒薬…」という作品があるが、作者も読者も過去の作品を宝物のように大切にする島田氏の世界観は、とても貴重な存在と思う。続きを読む
投稿日:2012.05.14
oriori1226
御手洗シリーズなんだけど、御手洗はあんまりでないという。。。。 四つの短編なんだけど、三篇は歴史もの? ロボトミー、生体実験、遺伝子組み換え、モンゴル。。。。 まだまだ知らないことが多いな。 もっ…と勉強したい。 仕事に時間取られ過ぎだよ。 四編目の「海と毒薬」も横浜の歴史ものではあるけど、 どちらかというと石岡君ものっていった方がしっくりくる。 御手洗は魅力的なんだけど、やはり石岡君の方が好きなんだよな。 御手洗と石岡君との出会いを描いた「異邦の騎士」がキーなんだけど、 よくよく考えると、自分がミステリの方が文学よりも可能性がありそう って思ったのも「異邦の騎士」だった気がする。 短編もいいけど、はやく御手洗、石岡コンビの長編が読みたいな。続きを読む
投稿日:2011.05.29
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