【感想】平凡倶楽部

こうの史代 / 平凡社
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
10
6
1
1
0

ブクログレビュー

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  • zyasuminntea

    zyasuminntea

    こうの史代さんの、描き散らかした?面白い物たち。
    ユーモアと遊びとチョット毒と…
    また他の作品も読みたくなりました。

    投稿日:2024.03.31

  • nakaizawa

    nakaizawa

    「平凡倶楽部」こうの史代著、平凡社、2010.11.25
    143p¥1,260C0095(2019.03.23読了)(2019.03.14借入)(2010.12.01/2刷)
    この本は、「WEB平凡」に27回にわたり連載したものと「わしズム」に掲載したものを一冊にまとめたものです。エッセイ集ということですが、いろいろ遊んでいるというか、実験的作品がいくつもあります。
    「へ海らか山」は題名からも想像がつくように最後から前に見てゆくと正常になる漫画です。前から後に見てゆくと逆回しに映画を見ている感じです。
    「団地探訪」は、印鑑だけで団地が描いてあります。コメントが、「判で押したような建物ばかりであった!!」です。
    「平凡で些細なおかしなことを描き続けるお便り」は、絵文字?のいっぱい入ったお便りです。音があっていればいいという感じの絵文字なので内容とのずれが面白いのかもしれません。
    手近において、時々手に取って眺めて楽しむには、いい本と思います。

    【目次】
    東京紀行
    生きものたちの記録
    戦争を描くという事
    デジカメ日和
    すくすく姫
    花かぜの夜
    遠い目
    編集さんと作家の現場1
    かみ様々
    るいるいかむい(「わしズム」28号)
    私の青空(「わしズム」22号)
    私の白日(「わしズム」22号)
    歩く草
    実録! あいつのゆくえ
    注目の新刊
    斜陽の花
    平凡で些細なおかしなことを描き続けるお便り
    ご愛読者プレゼント!!
    団地探訪
    編集さんと作家の現場2
    2011年カレンダー
    二二年二月二日
    編集さんと作家の現場3
    編集さんと作家の現場4
    聖さえずり学園
    東京の漫画事情
    記録の記録
    四月の雪を追いかけて
    今日の運勢
    或る小説家
    アサキユメ
    曇天ゆけむり殺人旅情
    密かな休日Ⅰ
    へ海らか山(「わしズム」23号)
    密かな休日Ⅱ
    古い女(「わしズム」19号)
    なぞなぞさん(「わしズム」29号)
    8月の8日間
    あとがき

    ☆関連図書(既読)
    「夕凪の街 桜の国」こうの史代著、双葉文庫、2008.04.20
    「この世界の片隅に(上)」こうの史代著、双葉社、2008.02.12
    「この世界の片隅に(中)」こうの史代著、双葉社、2008.08.11
    「この世界の片隅に(下)」こうの史代著、双葉社、2009.04.28
    「この世界の片隅に」こうの史代原作・蒔田陽平著、双葉文庫、2016.10.16
    「日の鳥」こうの史代著、日本文芸社、2014.05.01
    「日の鳥(2)」こうの史代著、日本文芸社、2016.06.10
    (2019年3月28日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    平凡で、些細なこともじっと目を凝らして眺めていれば、日々はおかしなことだらけ。日常を描き続ける漫画家、こうの史代が貴方へ送る小さなお便り。待望の初エッセイ集。
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    投稿日:2019.03.28

  • NORIS

    NORIS

    2017.2.25市立図書館
    「Web平凡」2009.6-2010.8、いちおう文章主体の連載だったらしい。それに、2006年から2009年にかけて「わしズム」に掲載された漫画6編。ぐるりのことや季節の巡りを地道に観察したり定点観測したりしてそれを記録して…なるほどこうの史代のマンガ世界はこのような好奇心や取材の労力でできているのだな、と実感する。ちょっと安野光雅にも似た実験的な構成・内容が満載で、一冊にまとまってみると総合雑誌のような雰囲気。
    「この世界の片隅に」を書いた頃の経緯や気持ちがわかるのは貴重。ユーモアの感じられるのんびりした雰囲気に包んでちょこっちょこっと毒も見え隠れしているのがすごい。

    2018,8,10購入
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    投稿日:2017.02.25

  • そーと

    そーと

    凄い。

    映画「この世界の片隅に」で名作「夕凪の街 桜の国」発売以来、再度注目度が急激にアップしたこうの先生のエッセイ。

    その濃密さといったら.....ちょっと驚愕モノですよ、ほんとに。

    エッセイというとページ辺りの文字数が少なめでさらっと読めてしまうイメージがあった自分ですが、本作はちょっと引くくらいの文字数です(しかも手書き文字!)。
    そしてカラー&挿絵&漫画もふんだんに描かれていて最初から最後まで充実の内容!
    「これ1200円+税でいいの?」って思う書籍となっております。
    (今はどこも売り切れな感じですが2016.12にはまだ定価で買えるサイトがありました。よくぞ買った、私。)

    本書の中でこうの先生が書かれている「作家が作品に全力を尽くすのは当然の事で立派でも何でもない。ただ選んだ資料によって値打ちが決まり、読者によって居場所ができる」の一言になるほどと思う。
    私が思うにきっと成熟された人からしか成熟した作品は生まれないのだ。
    当たり前のことなんだろうがそんなことがとても腑に落ちる。

    というわけで「ユリイカ」の特集号も素晴らしかったですがほぼ同じ値段を出すのなら断然こちらをおススメ致します。
    (増版の方心からお願いいたします、出版社さま。)

    支払った金額の数倍の満足感が得られた本作でした。
    ありがとうございます。
    続きを読む

    投稿日:2017.01.04

  • きゆ

    きゆ

    このレビューはネタバレを含みます

    いつものこうのさんの細かく丁寧な絵にうっとりします。
    見たまま思ったままの内容が多いのですが、だんだん深くて暗い部分も出てきます。でもこういうところは漫画作品にも出てるのであまり深く考えませんでした。すごく「らしい」。こうの史代テイストというのか。それでそういういわゆる、ブラックこうのさんの作品がすごく好きです。「古い女」「なぞなぞさん」かなりいいなぁ。
    毛色の違うのは、萌え漫画「聖さえずり学園!」これもすごくいいなぁ。

    この本はマンガなのかエッセイなのかと迷ったけど、文字部分も手書きで細かくてそれでも読むのにちっとも苦じゃない。思うところがかかれたもののようなので、あえてエッセイの区分で。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.07.04

  • くんぷう

    くんぷう

    「日常」のマンガを描くマンガ家さんのエッセイ集

    ずっと「日常」って、嫌いなことは見ないでおく、難しそうでめんどくさそうなことは避けて通る、自分の好きなことだけを覚えておく、そういうことだと思っていたことに気づいた
    もっと見るべきで知るべきな「日常」が身近にあるのだと気づいた

    こうの史代さんのマンガや手書き文字の遊び心や
    「日常」を観察し追究する視点が素敵だと思った
    続きを読む

    投稿日:2015.01.14

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