【感想】Linuxはいかにしてビジネスになったか : コミュニティ・アライアンス戦略

國領二郎, 佐々木裕一, 北山聡 / NTT出版
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • H.Sato

    H.Sato

    ネットワークコミュニティが必ず企業の製品開発プロセスに関与する。
    コミュニティのビジョン
    ビジョンを実現するうえでの実用性を重んじる文化
    ビジョンの実現にコミットする人材

    投稿日:2015.04.11

  • saicolobe

    saicolobe

    Linuxの誕生から、コミュニティにおけるさまざまな経験を経て、どのようにしてビジネスになったかの経緯が細かく記されており、とても勉強になる。RedHatなどのディストリビューターがなぜLinuxをベースにしたビジネス展開ができるかがやっと分かった(キーワードはサービス)。

    オープンソースという言葉は、実はマーケティングタームだということが興味深い。得てしてIT業界において、何か1つの流行が生まれるとき、それを先導するマーケッターがどこかに存在するという。Web2.0旋風を巻き起こしたのが、ティムオライリー氏の論文なく、梅田望夫氏の「ウェブ進化論」であったかのように。今エンタープライズ業界で話題になっているSaaS、SOA、エンタープライズ2.0のようなタームにも、そのような意図を持って市場に流布している可能性があることを意識しておかなければならない。

    まったく未知の分野を知るときに、最前線のことをのべつくまなく知ることも大事だが、まずはそれらの分野がどのように歴史を作ってきたかを認識することのほうが大事だ。Linuxの最新ニュースを読んでも、前後関係や因果関係が読み取れず、ほとんど肥やしになっていなかったのだが、歴史を知ることで、ニュースをより深いレベルで理解できるようになる。歴史を知ることは、とても有効だ(後輩に教えてやろう。だけど結局は自分からつかみにいかなければ、身にはならないのだろうな)。

    後半は、学術的要素が強かったので、今回は捨て。またヒマがあれば読む。松岡正剛のくだりとか。
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    投稿日:2010.05.05

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